人形の家 /イプセン<あらすじ 要約>

人形の家 /イプセン<あらすじ 要約>

ノラは甘やかされて育ち、弁護士のヘルマーに嫁いでからも 人形妻としてかわいがられました。

夫が新年から銀行の頭取に迎えられることになり、喜びのクリスマスを過ごしていました。

しかし、ノラは、新婚のころに夫が病気なり転地療養を必要としたときに、亡父の名を使って高利貸から借金をしていました。

その高利貸の悪質な男グログスタは、今はその銀行に勤めていました。

ヘルマーは頭取就任を機に 彼を解雇しようとしますが、相手はノラの いつわり をたてに二人を失脚させると、脅迫します。

事実を知ったヘルマーは、最愛の妻に裏切られたとののしります。

危機は解決され、ヘルマーはふたたび妻の意を迎えようとしますが、ノラは「妻である前に一個の人間として生きたい」と、ひとり家を出ていくのでした。