林不忘(はやし・ふぼう別名-牧逸馬)/釘抜藤吉捕物覚書、早耳三次捕物聞書シリーズ他<あらすじ 要約>計25冊

林不忘(はやし・ふぼう別名-牧逸馬)/釘抜藤吉捕物覚書、早耳三次捕物聞書シリーズ他<あらすじ 要約>計25冊

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林不忘 (はやし・ふぼう牧逸馬) 
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釘抜藤吉捕物覚書01・のの字の刀痕 
林不忘の 短編集です。  主な登場人物の紹介です  
釘抜藤吉は八丁堀合点長屋の岡っ引の主人公です。江戸に肩を並べる者のない凄腕の目明し。釘抜のように曲がった脚と、執拗な力強さから「釘抜藤吉」と異名があります
勘弁勘次  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引です。
葬式(とむらい)彦兵衛  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引きです。

小博奕打ちの悪党・栄太が、弟である助三郎夫婦の家で死亡しました。家の戸締りがしてあったことから自殺と断定されましたが、不審な点が多く、岡っ引の勘弁勘次は、・・・・・

釘抜のように曲った脚で釘抜藤吉という異名を取る凄腕のめあかし ・藤吉の活躍を描いた時代捕物作品です。釘抜藤吉捕物覚書01話  謎が謎を呼び、わくわくします  歴史小説のおもしろい作品です。
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釘抜藤吉捕物覚書02・梅雨に咲く花 
林不忘の 短編集です。
主な登場人物の紹介です  
釘抜藤吉は八丁堀合点長屋の岡っ引の主人公です。江戸に肩を並べる者のない凄腕の目明し。釘抜のように曲がった脚と、執拗な力強さから「釘抜藤吉」と異名があります
勘弁勘次  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引です。
葬式(とむらい)彦兵衛  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引きです。

梅雨のさ中、随全寺の石垣の下で発見された女の屍骸。被害者は茶屋女・・・・・

石垣の上に折れ散っていた木の小枝から犯人を突き止める目明し親分・釘抜藤吉の名推理です。
釘抜藤吉捕物覚書02話 謎が謎を呼び、わくわくします  歴史小説のおもしろい作品です
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釘抜藤吉捕物覚書03・三つの足跡 
林不忘の 短編集です。主な登場人物の紹介です  
 釘抜藤吉は八丁堀合点長屋の岡っ引の主人公です。江戸に肩を並べる者のない凄腕の目明し。釘抜のように曲がった脚と、執拗な力強さから「釘抜藤吉」と異名があります
勘弁勘次  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引です。
葬式(とむらい)彦兵衛  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引きです。

味噌問屋「八州屋」の主人・孫右衛門が、味噌蔵の・・・・・

現場に残された三つの足跡に着目した合点長屋の釘抜藤吉は、足跡のトリックを見事に見抜き、意外な犯人を追い込んでいきます。鮮やかな手並みです。  釘抜藤吉捕物覚書03話 謎が謎を呼び、わくわくします  歴史小説のおもしろい作品です。
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釘抜藤吉捕物覚書04・槍祭夏の夜話 
林不忘の 短編集です。主な登場人物の紹介です  
 釘抜藤吉は八丁堀合点長屋の岡っ引の主人公です。江戸に肩を並べる者のない凄腕の目明し。釘抜のように曲がった脚と、執拗な力強さから「釘抜藤吉」と異名があります
勘弁勘次  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引です。
葬式(とむらい)彦兵衛  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引きです。

悪党・卍(まんじ)の富五郎の潜伏先へ踏み込んだ捕方たちだが、富五郎は既に卒中で死亡していました。さらに、富五郎の妻・お若と共に、富五郎の屍体も消えてしまって二度びっくりします。小物師・与惣次(よそうじ)の不思議な体験話を聞いた・・・・・

どんでん返しなエンデイング  興味ぶかい捕物帳作品です   とてもいい作品です  釘抜藤吉捕物覚書04話 謎が謎を呼び、わくわくします  歴史小説のおもしろい作品です。
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釘抜藤吉捕物覚書05・お茶漬音頭 
林不忘の 短編集です。主な登場人物の紹介です  
釘抜藤吉は八丁堀合点長屋の岡っ引の主人公です。江戸に肩を並べる者のない凄腕の目明し。釘抜のように曲がった脚と、執拗な力強さから「釘抜藤吉」と異名があります
勘弁勘次  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引です。
葬式(とむらい)彦兵衛  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引きです。

「あれ、見しゃんせ。この近江屋さんは妾(あたき)の店でござんす」。薬種問屋「近江屋」の前で毎日、「家蔵(いえくら)取られた、仇敵(かたき)に近江屋」と小唄を歌う狂女・お艶。なぜ彼女は近江屋に対して根も・・・・・

 手の込んだカラクリを見破る釘抜藤吉の活躍を描いた作品です  釘抜藤吉捕物覚書05話 謎が謎を呼び、わくわくします  歴史小説のおもしろい作品です。
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釘抜藤吉捕物覚書06・巷説蒲鉾供養 
林不忘の 短編集です。主な登場人物の紹介です  
釘抜藤吉は八丁堀合点長屋の岡っ引の主人公です。江戸に肩を並べる者のない凄腕の目明し。釘抜のように曲がった脚と、執拗な力強さから「釘抜藤吉」と異名があります
勘弁勘次  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引です。
葬式(とむらい)彦兵衛  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引きです。

江戸中を脅かしている神隠し事件。酉年生まれの女ばかりが何人も行方知れずになっている謎。 蒲鉾(かまぼこ)屋「磯屋」の女房・おりんが神隠しの犠牲になった後、「磯屋」の蒲鉾の味が良く・・・・・

怪奇幻想ホラー作品です。  釘抜藤吉捕物覚書06話 謎が謎を呼び、わくわくします  歴史小説のおもしろい作品です。
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釘抜藤吉捕物覚書07・怪談抜地獄 
林不忘の 短編集です。主な登場人物の紹介です  
釘抜藤吉は八丁堀合点長屋の岡っ引の主人公です。江戸に肩を並べる者のない凄腕の目明し。釘抜のように曲がった脚と、執拗な力強さから「釘抜藤吉」と異名があります
勘弁勘次  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引です。
葬式(とむらい)彦兵衛  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引きです。

懇意となった浪人・大須賀玄内の宅に一泊した人形問屋の若主人・清水屋伝二郎でしたが、びしょ濡れの美女の幽霊・・・・・

三千両の大金が隠してあるという「抜地獄」の秘密を知った伝二郎でした。  釘抜藤吉捕物覚書07話 謎が謎を呼び、わくわくします  歴史小説のおもしろい作品です。
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釘抜藤吉捕物覚書08・無明の夜 
林不忘の 短編集です。主な登場人物の紹介です  
釘抜藤吉は八丁堀合点長屋の岡っ引の主人公です。江戸に肩を並べる者のない凄腕の目明し。釘抜のように曲がった脚と、執拗な力強さから「釘抜藤吉」と異名があります
勘弁勘次  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引です。
葬式(とむらい)彦兵衛  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引きです。

暴風雨の夜、高利貸の伊兵衛が矢で射られて殺された。死体を発見した鋳掛け屋・佐平次の愛犬・甚右衛門の活躍で、弓の名人である小悪人・御家新の存在を・・・・・

。百合の花を一つ残らず河へ捨てさせる釘抜藤吉の真意は   今回もドンデン返し系で興味ぶかい作品です。  釘抜藤吉捕物覚書08話 謎が謎を呼び、わくわくします  歴史小説のおもしろい作品です。
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釘抜藤吉捕物覚書09・怨霊首人形 
林不忘の 短編集です。主な登場人物の紹介です 
釘抜藤吉は八丁堀合点長屋の岡っ引の主人公です。江戸に肩を並べる者のない凄腕の目明し。釘抜のように曲がった脚と、執拗な力強さから「釘抜藤吉」と異名があります
勘弁勘次  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引です。
葬式(とむらい)彦兵衛  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引きです。

竹の先に突き刺さった男の生首が染物屋「桔梗屋」の軒で発見されました。普請場の壁土の中から胴体が見つかり、・・・・・

「ゆうべお前に殺された嵐翫之丞の亡霊だ。よくも、よくも、私を、わたしの首をうう、怨めしやあ 」。犯人のアリバイ工作も、藤吉親分にかかったら かないません。  釘抜藤吉捕物覚書09話 謎が謎を呼び、わくわくします  歴史小説のおもしろい作品です。
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釘抜藤吉捕物覚書10・宇治の茶箱 
林不忘の 短編集です。主な登場人物の紹介です  
釘抜藤吉は八丁堀合点長屋の岡っ引の主人公です。江戸に肩を並べる者のない凄腕の目明し。釘抜のように曲がった脚と、執拗な力強さから「釘抜藤吉」と異名があります
勘弁勘次  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引です。
葬式(とむらい)彦兵衛  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引きです。

葉茶屋「徳撰」の主人・撰十が首吊り自殺した現場に駆けつけた藤吉親分は、首吊りの踏台に使われたと思われる宇治の茶箱の不審から、縊死に見せた他殺だと見抜きます。行方不明になっている撰十の息子・・・・・

  「踏台から足がついたってね、どうだい、親分、この落ちは?」。  釘抜藤吉捕物覚書10話 謎が謎を呼び、わくわくします  歴史小説のおもしろい作品です。
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釘抜藤吉捕物覚書11・影人形 
林不忘の 短編集です。主な登場人物の紹介です  
釘抜藤吉は八丁堀合点長屋の岡っ引の主人公です。江戸に肩を並べる者のない凄腕の目明し。釘抜のように曲がった脚と、執拗な力強さから「釘抜藤吉」と異名があります
勘弁勘次  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引です。
葬式(とむらい)彦兵衛  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引きです。

色物席「柳江亭」で人気を呼んでいる力自慢の武右衛門が、高座を退った直後に何者かに絞殺されました。「しかし親分、どうして人がいねえで、・・・・・

武右衛門が殺された廊下の障子に写っていたという影法師の正体は   八丁堀合点長屋の岡っ引釘抜藤吉の活躍を描きます  釘抜藤吉捕物覚書11話 謎が謎を呼び、わくわくします  歴史小説のおもしろい作品です。
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釘抜藤吉捕物覚書12・悲願百両 
林不忘の 短編集です。主な登場人物の紹介です  
釘抜藤吉は八丁堀合点長屋の岡っ引の主人公です。江戸に肩を並べる者のない凄腕の目明し。釘抜のように曲がった脚と、執拗な力強さから「釘抜藤吉」と異名があります
勘弁勘次  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引です。
葬式(とむらい)彦兵衛  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引きです。

三つの願い事をかなえてくれるという「竜手様(りんじゅさま)」を入手した惣平次と妻・おこう。面白半分で「百両の金を下せえまし」とお願いしたところ、孝行息子の庄太郎が死に、百両の香典を得るという悲しい結果になります。好評価怪異ばなし として興味ぶかい作品です。  釘抜藤吉捕物覚書12話 謎が謎を呼び、わくわくします  歴史小説のおもしろい作品です。
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釘抜藤吉捕物覚書13・宙に浮く屍骸 
林不忘の 短編集です。主な登場人物の紹介です  
釘抜藤吉は八丁堀合点長屋の岡っ引の主人公です。江戸に肩を並べる者のない凄腕の目明し。釘抜のように曲がった脚と、執拗な力強さから「釘抜藤吉」と異名があります
勘弁勘次  藤吉の乾児(こぶん)で下っ引です。
葬式(とむらい)彦兵衛  藤吉の乾児(こぶん)で 下っ引きです。

宿屋の女将・お美野の首吊り屍骸を発見した泊り客の・・・・・

足の裏に着目し、不可思議な事件を解決していく藤吉親分の推理力  釘抜藤吉捕物覚書13話 謎が謎を呼び、わくわくします  歴史小説のおもしろい作品です。
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仇討たれ戯作 
林不忘の 短編集です。荒唐無稽な敵討の読物が流行していることに慨嘆している国学者・石川雅望(まさもち)。生活のために敵討物を書いているという戯作者・式亭三馬に腹を立てた六樹園(雅望)は、いい気になっている戯作者に一泡吹かせるため、自ら・・・・・

「あの仁には戯作は無理でげす。総じて文学者は学が鼻にかかり、己れに堕ちて皆あんなものでげす」。歴史小説のおもしろい作品です
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稲生播磨守 
林不忘の 短編集です。戯曲。家臣・税所(せいしょ)郁之進の妻・お加世を、理不尽にも奪い取った藩主・稲生播磨守(はりまのかみ)でした。愛妻を奪われたにもかかわらず、郁之進にまったく異心がなく、忠義心も変わりがないと知り、・・・・・

刀相の名人・久保奎堂から、郁之進の刀に“主君殺しの相”があると聞きます。「おれはこれを探していた。おれの望んでいたものは、これだったのだ 」。歴史小説のおもしろい作品です
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口笛を吹く武士 
林不忘の 短編集です。「三日やると止められんのが、乞食と居候の味でな」。吉良上野介の護衛をしている弟・清水一角の部屋に居候している、ぐうたらな浪人・狂太郎でした。赤穂浪士たちの動向を探るよう頼まれた狂太郎は、神奈川の宿屋「佐原屋」に、江戸へ上る途中の大石内蔵助など赤穂浪士たちが、町人に身を・・・・・

「なに、口笛が」、「うむ、聞える。耳をすまして どこからともなく 」。討ち入り成功は狂太郎のおかげでした  楽しい忠臣蔵作品です。歴史小説のおもしろい作品です
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元禄十三年 
林不忘の 短編集です。江戸へ下る公卿(くげ)を接待する勅使饗応役を命じられた岡部美濃守(泉州岸和田藩主)は、接待に詳しい高家(こうけ)・吉良上野介(きらこうずけのすけ)へ賄賂を贈る慣わしを堂々と破ってしまいます。案の定、性悪な吉良の嫌がらせを受ける中、美濃守は饗応役をまっとうできるのでしょうか   美濃守の弟・辰馬は、妻・糸重(いとえ)を、妾(めかけ)・・・・・

「兄者は、吉良に怒らせられて、きっと殿中で刀を抜く」、「斬りなどせんよ、大丈夫 」。糸重が吉良に抱かれてしまい大ピンチとなります  浅野事件の前年(元禄十三年)を舞台とした痛快時代小説作品です。歴史小説のおもしろい作品です
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つづれ烏羽玉 
林不忘の長編集です。
水茶屋・嬉し野のおきんを名乗る、懐中に五百両の大金を隠し持った謎の女・お蔦(つた)が いました。捕り方の追跡を逃れるため、鎧櫃(よろいびつ)の中に隠れる彼女でしたが、そのために、旗本・饗庭(あいば)亮三郎の影屋敷に監禁されたり、井戸の底にある謎の集会所に潜伏したり、めまぐるしい運命の手にもてあそばれる破目になります。
毒花を使って夜な夜な幕府の役人どもを暗殺する水戸浪士・篁(たかむら)守人(もりと)の大義と、その「死に花」の下手人である守人を・・・・・

大老・井伊直弼の首を狙う水戸浪士、黒装束の強盗団・烏羽玉組(うばたまぐみ)、隠密まわり同心・税所(さいしょ)邦之助たち幕府方「桜田門外の変」の直前に繰り広げられた三つどもえの闘いの結末はいかに   そして守人とお蔦の恋の成就はどうなるのでしょう   ユーモラスな場面をたくさん盛り込んだ、楽しさ面白さ満喫の時代小説です。歴史小説のおもしろい作品です
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早耳三次捕物聞書01・霙橋辻斬夜話 
林不忘の 短編集です。江戸の市中を震撼させている連続辻斬り事件がありました。袈裟斬りに殺され井戸に沈められた若い娘・お菊。その向かいに住む中年男・蜻蛉(とんぼ)の辰(たつ)が・・・・・

「お殺(や)んなせえ。右の肩から左乳下へざんぐり一太刀、ようがす。立派に斬られやしょう。だがね お侍(さむれえ)さん、皮一枚だきゃあ残しておいて下せえよ」。
短編集ですが、奥深い作品になっています  早耳三次捕物聞書01話 歴史小説のおもしろい作品です
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早耳三次捕物聞書02・うし紅珊瑚 
林不忘の 短編集です。「身投げだ、身投げだ、身投げだあっ」。二十五両もする珊瑚(さんご)の細工物を万引きしたと濡れ衣を着せられてしまい、投身自殺した煎餅屋の女房・お藤でした。盗んでもいない珊瑚がお藤の帯の間から出てきた謎と、珊瑚に残っていた伽羅(きゃら)・・・・・

「お前さんは、どこの誰だい」、「俺か、俺あ早耳三次だ」。御用聞き・早耳三次の活躍を描いた時代捕物シリーズです。短編でも内容充実しています。すぐれた作品です。 早耳三次捕物聞書02話 歴史小説のおもしろい作品です
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早耳三次捕物聞書03・浮世芝居女看板 
林不忘の 短編集です。。隣に引越してきた美しい女の意外な正体を知った差配・・・・・

一方、知人の老婆の遺言で、行方不明の老婆の娘に二百両の大金を渡したという男の話を・・・・・

 二本立ての構成ですが どちらも興味ぶかい作品です。  早耳三次捕物聞書03話 歴史小説のおもしろい作品です
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早耳三次捕物聞書04・海へ帰る女 
林不忘の 欲心をテーマにした 短編集です。なぜか全身びしょ濡れの姿で毎日、酒を買いに来る白衣(しろぎぬ)の女に興味を持った酒屋「和泉屋」の主人は、・・・・・

「わしは人間ではないのじゃ」、「え 」。海からやって来て、海へ帰って行く妖異な女の正体とは   早耳三次捕物聞書04話 歴史小説のおもしろい作品です
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平馬と鶯 
林不忘の 短編集です。ことごとに反目しあっている結城藩と下妻藩の若侍たちは、藩同士の威信をかけた剣道の仕合が近づき、殺気立っていました。鶯(うぐいす)が縁となって、下妻藩の若侍・鏡之介の美しい妹・千草と出会った結城藩の最強少年剣士・平馬でしたが、鏡之介たちが、平馬を出場不能にするため、闇討ちの計画・・・・・

武は勝たんがための武ではない。正しく生き、健(すこや)かに明るくあらんがための武であり、剣である。二羽の鶯が平和をもたらす、ハッピーエンドの時代小説です。
歴史小説のおもしろい作品です
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煩悩秘文書 
林不忘の長編集です。
遠州相良(さがら)の藩主・祖父江出羽守(そふえでわのかみ)の悪虐非行によって、郷里・田万里(たまざと)を滅亡させられた郷士・伴大次郎は、同郷の友・江上佐助、有森利七と共に、出羽守への復讐を誓います。
煩悩をもって煩悩を制します煩悩力の結集(大次郎の「名」、佐助の「金」、利七の「女」)によって、煩悩の怪物である出羽守を討ち果たし、多年の恨みを晴らすことができるのでしょうか  
白覆面・白装束の姿で江戸の町を出歩く出羽守とそっくりそのままの格好に扮して探索する大次郎でしたが、どっち・・・・・

出羽守の悪業によって両親を喪い、姉・小信を浚われ、剣術の師匠・弓削法外(ゆげほうがい)を殺され、伴大次郎自身も刀傷で醜面になってしまうなど、何とも深刻な舞台設定であるにもかかわらず、ストーリー展開は、豊かで、楽しく、奥行きがあり興味ぶかい作品です。楽しめる大衆娯楽時代小説です。歴史小説のおもしろい作品です
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魔像 新版大岡政談 
林不忘の長編集です。
元日の千代田の殿中で起きた刃傷事件です  新参の御書院番・神尾喬之助が組与頭・戸部近江之介の首を刎ね、殺害したのです。戸部たちの執拗な嫌がらせに堪忍袋の緒が切れた喬之助。復讐魔と化した彼は、自分とそっくりな風貌の喧嘩師・茨右近や、岡っ引き・壁辰(かべたつ)たちの助けを受けながら、残りの御書院番の連中を次々と斬首していくのでした。
御書院番衆の用心棒となった無形流の剣主・神保造酒や、御書院番頭(がしら)・脇坂山城守に取り入る極悪の医者・村井長庵なども・・・・・

 「気が違っても何でも、この人はわたしの、好い人ですもの。 愛妻・園絵がいる喬之助に恋をしてしまったお妙(壁辰の娘)の悲恋がとても印象的です。時代小説です。
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