新美南吉(にいみ・なんきち)/ごん狐 最後の胡弓弾き 手袋を買いに<あらすじ 要約>計24冊

新美南吉(にいみ・なんきち)/ごん狐 最後の胡弓弾き 手袋を買いに<あらすじ 要約>計24冊

———————————————————————————————————
新美南吉(にいみ・なんきち) 
———————————————————————————————————

いぼ 
新美南吉の 短編集です。童話。夏休みに遊びに来た、いとこの克己とすっかり仲良しになった小学生の兄弟・松吉と杉作でした。町に住む克己の家にあんころ餅を届けに行くことになった二人は、克己に会えるのを楽しみに、希望に満ちた心持ちで出掛けます。「どかァん」・・・・・

仲の良い兄弟のいつまでもくよくよしない姿に感動を覚えます。心を明るくして頑張りましょう   童話作品です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

牛をつないだ椿の木 
新美南吉の 短編集です。童話。「あそこの道ばたに井戸があったら、いいだろにのオ」。近くに水を飲む所がなく、井戸があれば皆が助か・・・・・

自ら節約し、二年かけて井戸を掘る金を貯めた海蔵、頑固な地主に反対されてしまいます。海蔵の母親も素晴らしいです  道徳の教材にもってこいの感動作品です。童話作品です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

嘘 
新美南吉の 短編集です。転校生の太郎左衛門と親しくなった久助君たちでしたが、彼は平気で嘘をつく不思議な少年でした。彼の提案で、はるばる海までクジラを見に・・・・・

。「とんだことになってしまった。これから、どうして帰れるか」。友人との交流を通して、人間というものの本質を知る少年の成長を描いた作品です。 童話作品です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

うた時計 
新美南吉の短編集です。童話。町へ行く途中、三十四、五の男と道連れになった少年・廉(れん)。暖かそうな男の外套のポケットに手を突っ込むと、うた時計(オルゴール)が鳴り出しました。うた時計の思い出を話す少年   幼い頃に死んでしまった妹の話、不良息子が家出してしまった薬屋のおじさんの話など。少年を見習って清廉潔白で行こう。考えさせられる大人にもよめる童話作品です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

売られていった靴 
新美南吉の短編集です。童話。初めて作った靴が売れたので、嬉しくてたまらない靴屋の小僧・兵助でした。靴を買ってくれた旅人の後を何度も・・・・・

「その靴をだいじにして、かあいがってやってください」、「もしもし、その靴、だいじにはいてやってください」。物を作って売るということの素晴らしさを再認識させてくれる、そんな素敵な ほのぼの童話作品です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

王さまと靴屋 
新美南吉の 短編集です。童話。わざとみすぼらしい格好をして町にやって来た王様でした。「その方は何という名前か」、「人にものを聞くな・・・・・

この国の王さまは馬鹿だと言えば、金の時計をあげると言われた靴屋のじいさんは。「さっさと出てうせろ。ぐずぐずしてるとぶちころしてしまうぞ」。
童話作品です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

おじいさんのランプ 
新美南吉の 短編集です。童話。ランプの明るさに感激した孤児の巳之助は、身を立てるため、ランプ売りを始めます。村じゅうにランプを普及させた彼でしたが、電気の登場でランプは古い・・・・・

「利口な人でも、自分が職を失うかどうかという時には、正しい判断を失うものです」。進歩していく世の中との向き合い方を描いています。これは 立派なおとなのビジネス書です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

がちょうの たんじょうび 
新美南吉の短編集です。童話。ガチョウの誕生日会に招かれた動物たちでしたが、イタチを呼ぶかどうかで問題になりました。「いたちさん、一つお願いが・・・・・

「何ですか」、「今日だけはオナラをしないで下さい」、「ええ、決してしません」。イタチもやって来て、みんなで楽しい時間を過ごすのでしたが、とうとう大変なことが起ってしまいます。思わず笑ってしまう童話作品です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

蟹のしょうばい 
新美南吉の短編集です。童話。「とこやというしょうばいは、たいへんひまなものだな」。床屋を始めた蟹(かに)でしたが、ひとりもお客さんが来ないのです。海っぱたに行くも、頭がつるんこの蛸(たこ)では商売になりません。今度は山へ出掛けるます。「とこやですがご・・・・・

ほんの小さな蟹でさえも、ちゃんと鋏(はさみ)を持っている理由はなんでしょう    童話作品です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

川 
新美南吉の短編集です。「川の中にいちばん長くはいっていたものに、これ・・・・・

音次郎君の提案で冷たい川の中に入る久助君たちでした。兵太郎君が勝ちますが、体が冷えすぎたため、ぐったりしてしまいます・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

狐 
新美南吉の 短編集です。童話。月夜にお祭りを見に行く子供たちでした。途中、下駄屋で下駄を買った文六ちゃんでしたが、「晩げに新しい下駄をおろすものは狐につかれる」という老婆の言葉を思い出し、不安になります。「もし、僕が、ほんとに狐になっ・・・・・

。子を思う親の愛情、親を思う子の愛情を描く童話作品です。親子とはつまりこういうことかもしれません。童話作品です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

狐のつかい 
新美南吉の短編集です。夜に灯す行燈(あんどん)の油がなくなっているのに気がついた動物たちでした。でも、猟師と犬がいる村に油を買いに行くのはみんな苦手でした。「それではわたしがいきましょう」。人間の子供に化けた狐(きつね)が、村へ買い・・・・・

「さてさて。狐をつかいにやるのじゃなかった」。最後のオチが楽しい ほのぼの童話作品です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

久助君の話 
新美南吉の短編集です。ほら吹きでひょうきん者の兵太郎君と遊ぶ久助(きゅうすけ)君でした。二人でふざけ合っているうちに、兵太郎君が冗談なのか本気なのか分からなくなってしまいます。 「わたしがよく知っているのがほんとうのその人なのか、わたしの知ら・・・・・

。成長期における少年の心理を描いています。成長という名の悲しみです。童話作品です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

去年の木 
新美南吉の短編集です。童話。一本の木と一羽の小鳥とは大の仲良しでした。しかし、寒い冬が近づいてきたので小鳥は木と別れなければなりません。「さよなら。また来年きて、歌をきかせてください」、「え。それまで待っててね」。春が到来し、小鳥は木の・・・・・

様々な犠牲があって我々の生活が成り立っていることを思い知らされる童話作品でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

こぞうさんの おきょう 
新美南吉の短編集です。童話。和尚さんの代わりに檀家へお経を読みに行くことになった小僧さんでしたが、途中でウサギと遊ん・・・・・

「やっ しまった。おきょうを わすれちゃった」。読むとほのぼのと幸せな気分になれる童話作品です。 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

ごん狐(ごんぎつね) 
新美南吉の 短編集です。童話。村に出てきて悪戯ばかりしている一人ぼっちのごん狐(ぎつね)でした。兵十(ひょうじゅう)のうなぎを盗んだごんは、そのうなぎが、死んだ兵十の母が食べるものだったと知り、自分の悪戯を・・・・・

自分と同じ一人ぼっちになった兵十のために、毎日、栗や松茸を置いていくごん でしたが。報いを受ける最後にに涙、涙が流れます。小学教科書に掲載NO1.の名作童話作品です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

ごんごろ鐘 
新美南吉の 短編集です。童話。お国のために献納されるごんごろ鐘でした。爆弾になってしまう鐘との別れを惜しむ村人たちでした。鐘にお別れし損なった隣村のお爺さんのために、町まで爺さんを連れて行く子供たち。「古いものは新しいものに生・・・・・

戦争のために町から鉄が消えてゆくことが二度とないよう願いたいものです。童話作品です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

最後の胡弓弾き 
新美南吉の 短編集です。童話。旧正月になると門付(かどづけ)に出掛ける胡弓弾きの木之助は、味噌屋の主人に・・・・・

時は経ち、年々門付が廃れていく中、木之助は味噌屋を訪れますが。「世の中が開けるということはどういうつまらぬことだろう」。うら悲しい結末に涙がながれます。
感動する名作です  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

張紅倫 
新美南吉の短編集です。童話。奉天の会戦の数日前、誤って古井戸に落ちてしまった青木少佐は、中国人の少年・張紅倫(ちょうこうりん)に命を助けられます。戦争が終って、日本に帰った少佐は、その後、会社の上役となり、十年ぶりに張紅倫と再・・・・・

なぜ彼は「自分は張紅倫ではない」とウソをついたのでしょう。とっさの配慮に感心します。感動作品です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

手袋を買いに 
新美南吉の短編集です。童話。森に棲む狐(きつね)の親子がいました。子狐の手に霜焼ができないように手袋を買ってやろうと思う母さん狐でしたが、人間の町へはどうしても足が進ません。仕方なく子狐一人で町まで行かせることにしました。「このお手々にちょうど・・・・・

人間に化けた手ではなく、狐のままの手を差し出してしまいます。 いい作品です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

花のき村と盗人たち 
新美南吉の 短編集です。童話。花のき村にやって来た五人組の盗人がいました。盗人の頭(かしら)は、昨日まで釜師や大工をしていた弟子たちに、村の様子を見てくるよう命じます。「おじさん。この牛、持っていてね」。人に信用されるというのは、何とい・・・・・

防犯の根本とは何かを考えさせられる作品です。大人が読むべき有名童話です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

屁 
新美南吉の 短編集です。童話。屁の名人である石太郎のことを、屁えこき虫だと言って軽蔑している小学生の春吉君たちでした。授業中に屁をする石太郎を藤井先生が叱るのもいつもの情景でした。そんなある日、春吉君は授業中に思わず屁をこいてしまって。「あっ、くさっ・・・・・

“屁騒動”がもたらした少年の心境の変化をとらえています。生きていくための知恵でしょうか  童話作品です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

耳 
新美南吉の短編集です。年下の花市君の大きくて柔らかい耳をついつい触ってしまう村の子供たちでした。しかし、兵隊ごっこをしていたある日、花市君は「いやだよ」と言って、耳を触られるのを拒絶します。このきっぱりしたやり方に感心し、自分も実践し・・・・・

「いやだよ」も「よし、やろう」もつまりは同じことです。少年の心の中の事件を描いた作品です  童話作品です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む

和太郎さんと牛 
新美南吉の 短編集です。童話。酔っ払っても、ちゃんと家まで運んでくれるよぼよぼの老牛に感謝している牛飼いの和太郎は、地面にこぼれたお酒を牛になめさせ、喜ばせます。「きょうはおれが世話してやるぞ。きょうこそ、一生に一ぺんのご恩がえしだ」。と言いつつ また・・・・・

「お嫁さんはいらないが、子どもがほしい」と思っている和太郎にもたらされた僥倖をユーモラスに描きます。「世の中は、りくつどおりにゃいかねえよ。いろいろふしぎなことがあるもんさ」。 童話作品です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじの続きを読む