大倉燁子(おおくら・てるこ)/青い風呂敷包 深夜の客 魔性の女<あらすじ 要約>計8冊
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大倉燁子 (おおくら・てるこ)
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青い風呂敷包
大倉燁子の 短編集です。「風呂敷の中に変なものが入っているんですよ。早く、開けて見て下さい」、「人間が入ってる。やッ、これや大変だ 」。カフェの女給・江川初子の部屋から、タクシー運転手・吉川の刺殺死体が発見され、初子に嫌疑が掛かりますが、吉川と過去に関係のあった初子の妹・百合子の絞殺死体が別の場所で発見され、事件は混迷の度を深めます。百合子の恋人・川口の・・・・・
百合子を殺害した吉川が他殺に見せかけて自殺したと推理する杉村刑事でしたが。二転三転の推理小説作品です。
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消えた霊媒女
大倉燁子の 短編集です。「あなたは美人で有名だった小宮山麗子という霊媒女がある大家へ招ばれて行って、その帰りに煙のように消えてしまった不思議な事件を覚えていらっしゃいましょう 」。夫の赴任先であるシャム国で、著名な男爵の弟である勝田と知り合いになったS夫人でしたが、勝田は愛妻を肺病で亡くして以来、・・・・・
勝田が、S夫人に宛てた手紙の内容とは 口寄せする霊媒師と死んだ愛妻との区別がつかなくなってしまった主人公の悲劇を描いたミステリー作品です。
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黒猫十三(とみ)
大倉燁子の 短編集です。友人・辰馬久(ひさし)に誘われて、賭場に行くも、運悪く手入れがあり、逃亡した本庄恒夫。円タクに飛び乗るが、何と車内には血だらけの美少女が横たわっていました。運転手が少女の存在に気づいていないと知った本庄は、彼女をアパートの部屋に運び入れます。しかし、医者を・・・・・
警視庁から呼び出された本庄は、宮岡警部から意外な事実を知らされます。二転三転の展開が本当に楽しいユーモア・ミステリー作品です。
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深夜の客
大倉燁子の 短編集です。富豪・有松武雄からの依頼の電話を受け、彼が病気静養している沼津の別荘へ駆けつけた女流探偵・桜井洋子でしたが、有松は既に何者かに刺殺されていました。「今度私が脱獄した理由、それは決して自分自身のためにやったのではないのです。あの男のため、いや、ある男の・・・・・
、ある死刑囚の世にも気の毒な物語とは 親友同士であることを利用した完全犯罪とその崩壊を描く作品です。
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鳩つかひ
大倉燁子の 短編集です。「汝が昨日求めたダイヤをこの袋に入れ、鳩につけて放すべし。もしこの命令に反かば、汝の生命無きものと覚悟せよ」。伝書鳩を使って、金持ち連中から宝石を奪うという特異な連続脅迫事件を捜査している赤星刑事は、犯人を目撃した人物に扮して、犯人をおびき寄せるも、失敗に終わります。鳩舎のある場所を突き止めた赤星は・・・・・
宝石店を次々と見て回っていた怪しい弁護士・佐伯田博士が鳩つかいの犯人か 変装が得意な赤星刑事の活躍を描いた探偵小説です。
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美人鷹匠
大倉燁子の 短編集です。夫・松波博士宛の手紙を勝手に開封した小夜子は、その内容に衝撃を受けます。家の小間使だった花が、松波との不倫の子・松吉を産んでいたこと、松波への復讐のため、小夜子が産んだ子・達也と松吉を入れ替えてしまったこと、達也が病死してしまったので、松吉を返して欲しいということが書かれていたのです。
そんな中、美人鷹匠による鷹狩の興行を見に行った達也(松吉)が、・・・・・
「どうせ、過失のない人間なんてありやしないんだから――」。事件の意外な真相を描いたミステリー作品です。
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魔性の女
大倉燁子の 短編集です。不倫相手の桃子と旅館で逢引きする本庄でしたが、彼の行動すべては妻・安子に知られていました。霊能があり、第七感が発達している安子のお陰で、出世することができた本庄が、心の中まで見透せてしまう安子に嫌気がさします。
桃子と一緒になるため、安子と別れる決心を・・・・・
「生きてゆかれるだけの物を君にやる」、「全財産でしょう オホホホホそんなもの、私はあなたが欲しいのよ。あなたの体も、心も、全部を私に頂きたい」。魔性の女の執念を描いたホラー小説です。
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妖影
大倉燁子の 短編集です。「暗号はあなたの生命より大切だと思わなければいけない。トランクも危険よ。スーツケースはなお更だ。肌身につけていらっしゃい」。暗号を届ける任務を帯びて客船に搭乗した私は、乗客である二人連れの中国人・・・・・
なぜ娘は左手にだけ手袋をはめているのか 空中に文字を書くような癖のある父親が話す、世にも奇妙な“恐しい感動”の出来事とは ホラー・ミステリー です 展開がすこぶる興味ぶかい作品です。
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