世界文学全集

 

名作速読朗読文庫
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名作速読朗読文庫vol.700アンデルセン ハンス・クリスチャン全集読上機能付きProfessional版
名作速読朗読文庫vol.701カフカ フランツ全集読上機能付きProfessional版
名作速読朗読文庫vol.702グリム ヴィルヘルム・カール全集読上機能付きProfessional版
名作速読朗読文庫vol.704チェーホフ アントン全集読上機能付きProfessional版
名作速読朗読文庫vol.705ドイル アーサー・コナン全集読上機能付きProfessional版
名作速読朗読文庫vol.706ポー エドガー・アラン全集読上機能付きProfessional版
名作速読朗読文庫vol.708マクラウド フィオナ全集読上機能付きProfessional版
名作速読朗読文庫vol.709マン パウル・トーマス全集読上機能付きProfessional版
名作速読朗読文庫vol.710モーパッサン ギ・ド全集読上機能付きProfessional版
名作速読朗読文庫vol.711ユゴー ヴィクトル全集読上機能付きProfessional版
名作速読朗読文庫vol.714ロラン ロマン全集読上機能付きProfessional版
名作速読朗読文庫vol.715世界全集1読上機能付きProfessional版
名作速読朗読文庫vol.716世界全集2読上機能付きProfessional版
名作速読朗読文庫vol.717世界全集3読上機能付きProfessional版
名作速読朗読文庫vol.718世界全集4読上機能付きProfessional版
名作速読朗読文庫vol.719世界全集5読上機能付きProfessional版
名作速読朗読文庫vol.720世界全集6読上機能付きProfessional版
名作速読朗読文庫vol.721世界全集7読上機能付きProfessional版

名作速読朗読文庫vol.700アンデルセン ハンス・クリスチャン全集読上機能付きProfessional版

ハンス・クリスチャン・アンデルセン(1805年4月2日 – 1875年8月4日)は、デンマークの代表的な童話作家、詩人である。   多くの童話を発表した。アンデルセンの童話作品はグリム兄弟のような民俗説話からの影響は少なく、創作童話が多い 

本文内容見本

1   赤いくつ    DE RODE SKO

ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳

あるところに、ちいさい女の子がいました。その子はとてもきれいなかわいらしい子でしたけれども、貧乏だったので、夏のうちははだしであるかなければならず、冬はあつぼったい木のくつをはきました。ですから、その女の子のかわいらしい足の甲《こう》は、すっかり赤くなって、いかにもいじらしく見えました。 村のなかほどに、年よりのくつ屋のおかみさんが住んでいました。そのおかみさんはせっせと赤いらしゃの古切れをぬって、ちいさなくつを、一足こしらえてくれていました。このくつはずいぶんかっこうのわるいものでしたが、心のこもった品で、その女の子にやることになっていました。その女の子の名はカレンといいました。 カレンは、おっかさんのお葬式《そうしき》の日に、そのくつをもらって、はじめてそれをはいてみました。赤いくつは、たしかにおとむらいにはふさわしくないものでしたが、ほかに、くつといってなかったので、素足《すあし》の上にそれをはいて、粗末な棺《かん》おけのうしろからついていきました。 そのとき、年とったかっぷくのいいお年よりの奥《おく》さまをのせた、古風な大馬車が、そこを通りかかりました。この奥さまは、むすめの様子をみると、かわいそうになって、「よくめんどうをみてやりとうございます。どうか、この子を下さいませんか。」と、坊《ぼう》さんにこういってみました。

代表作品

赤いくつ     みにくいアヒルの子    人魚姫     親指姫     即興詩人     火うち箱     エンドウ豆の上に寝たお姫さま

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名作速読朗読文庫vol.700アンデルセン ハンス・クリスチャン全集読上機能付きProfessional版

名作VOL 件数 著者名      タイトル 文字数 文字量
700 1 アンデルセン 赤いくつ 7778
700 2 アンデルセン 幸福のうわおいぐつ小説 32285
700 3 アンデルセン 小夜啼鳥 13342
700 4 アンデルセン しっかり者のすずの兵隊 5072
700 5 アンデルセン 旅なかま 23981
700 6 アンデルセン 人魚のひいさま 29636
700 7 アンデルセン 野のはくちょう 20559
700 8 アンデルセン ひこうかばん 7510
700 9 アンデルセン 醜い家鴨の子 18244
700 10 アンデルセン もみの木 11944
700 11 アンデルセン 雪の女王 七つのお話でできているおとぎ物語小説 39839

名作速読朗読文庫vol.701カフカ フランツ全集読上機能付きProfessional版

フランツ・カフカ( 1883年7月3日 – 1924年6月3日)は、チェコ出身のドイツ語作家である。プラハのユダヤ人の家庭に生まれ、法律を学んだのち保険局に勤めながら作品を執筆、孤独感と不安の横溢する、夢の世界を想起させるような独特の小説作品を残した。その著作は数編の長編小説と多数の短編、日記および恋人などに宛てた膨大な量の手紙から成り、純粋な創作はその少なからぬ点数が未完であることで知られている。現在ではジェイムズ・ジョイス、マルセル・プルーストと並び20世紀の文学を代表する作家と見なされている。

本文内容見本

14    変身 DIE VERWANDLUNG

フランツ・カフカ Franz Kafka  原田義人訳1

ある朝、グレゴール・ザムザが気がかりな夢から目ざめたとき、自分がベッドの上で一匹の巨大な毒虫に変ってしまっているのに気づいた。彼は甲殻のように固い背中を下にして横たわり、頭を少し上げると、何本もの弓形のすじにわかれてこんもりと盛り上がっている自分の茶色の腹が見えた。腹の盛り上がりの上には、かけぶとんがすっかりずり落ちそうになって、まだやっともちこたえていた。ふだんの大きさに比べると情けないくらいかぼそいたくさんの足が自分の眼の前にしょんぼりと光っていた。「おれはどうしたのだろう?」と、彼は思った。夢ではなかった。自分の部屋、少し小さすぎるがまともな部屋が、よく知っている四つの壁のあいだにあった。テーブルの上には布地の見本が包みをといて拡げられていたが――ザムザは旅廻りのセールスマンだった――、そのテーブルの上方の壁には写真がかかっている。それは彼がついさきごろあるグラフ雑誌から切り取り、きれいな金ぶちの額に入れたものだった。写っているのは一人の婦人で、毛皮の帽子と毛皮のえり巻とをつけ、身体をきちんと起こし、肘《ひじ》まですっぽり隠れてしまう重そうな毛皮のマフを、見る者のほうに向ってかかげていた。

代表作品

『変身』     『審判』     『城』

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名作速読朗読文庫vol.701カフカ フランツ全集読上機能付きProfessional版

名作VOL 件数 著者名      タイトル 文字数 文字量
701 1 カフカ フランツ 家長の心配 1598
701 2 カフカ フランツ 火夫 30716
701 3 カフカ フランツ 皇帝の使者 1186
701 4 カフカ フランツ 最初の苦悩 2832
701 5 カフカ フランツ 城1 61892
701 6 カフカ フランツ 城2 67890
701 7 カフカ フランツ 城3 137506
701 8 カフカ フランツ 城4 98600
701 9 カフカ フランツ 審判1 74287
701 10 カフカ フランツ 審判2 75308
701 11 カフカ フランツ 審判3 79022
701 12 カフカ フランツ 断食芸人小説 11067
701 13 カフカ フランツ 判決 12274
701 14 カフカ フランツ 変身 56498
701 15 カフカ フランツ 流刑地で 31943

名作速読朗読文庫vol.702グリム ヴィルヘルム・カール全集読上機能付きProfessional版

ヴィルヘルム・カール・グリム(Wilhelm Carl Grimm, 1786年2月24日 – 1859年12月16日)は、ドイツの言語学者・文学者、童話作家である。彼の生涯と業績は、兄のヤーコプ・グリムと密接に関係し、しばしば2人あわせてグリム兄弟として語られることが多い。

本文内容見本

6   ブレーメンの町楽隊 DIE BREMER STADTMUSIKANTEN

グリム兄弟 Bruder Grimm  楠山正雄訳

主人もちのろばがありました。もうなが年、こんきよく、おもたい袋をせなかにのせて、粉ひき所《じょ》へかよっていました。さて、年をとって、だんだんからだがいうことをきかなくなり、さすがにこのうえ追いつかうのがむりだとわかると、主人は、ここらでろばのかいぶちをやめたものか、と考えだしました。ところで、ろばは、さっそくに、こりゃ、ろくなことではないとさとって、逃《に》げだして、ブレーメンの町をめあてに、とことこ出かけました。そこへ行ったら、町の楽隊《がくたい》にやとってもらえようという胸算用《むなざんよう》でした。 しばらくあるくうちに、往来《おうらい》に一ぴき、りょう犬が、だるそうにころがって、口ばかりあけて、はっは、はっは、あえいでいるのに出あいました。それはさんざん野山をかけあるいて、へとへとになっているというようすでした。「おい、すたこら大将、なにをあっぷ、あっぷいっている。」と、ろばは声をかけました。

代表作品

赤ずきんちゃん    おおかみと七ひきのこやぎ   かえるの王様    白雪姫     杜松の樹     ブレーメンの町楽隊    ヘンゼルとグレーテル

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名作速読朗読文庫vol.702グリム ヴィルヘルム・カール全集読上機能付きProfessional版

名作VOL 件数 著者名 タイトル 文字数 文字量
702 1 グリム 赤ずきんちゃん 3767
702 2 グリム おおかみと七ひきのこどもやぎ 3805
702 3 グリム かえるの王様 5072
702 4 グリム 白雪姫 11270
702 5 グリム 杜松の樹 13268
702 6 グリム ブレーメンの町楽隊 4456
702 7 グリム ヘンゼルとグレーテル 10090
702 8 グリム 星の銀貨 1105
702 9 グリム ラプンツェル 6539
702 10 グリム ルンペルシュチルツヒェン小説 3936
702 11 グリム 六羽の白鳥 6888
合計冊数11

 

名作速読朗読文庫vol.704チェーホフ アントン全集読上機能付きProfessional版

アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ 1860年1月29日・タガンログ – 1904年7月15日・バーデンワイラー)は、ロシアを代表する劇作家であり、短編小説家である

本文内容見本

4   カシタンカКАШТАНКА

アントン・チェーホフ Anton Chekhov   神西清訳

一 行儀がわるい           まるできつねみたいな顔つきをした一匹の若い赤犬が――この犬は、足の短い猟犬と番犬とのあいのこだが――歩道の上を小走りに行ったりきたりしながら、不安そうにあたりをきょろきょろ見まわしていた。赤犬は、ときどき立ちどまっては、泣きながら、こごえた足をかわるがわる持ちあげて、どうしてこう道にまようようなへまなことをしでかしたんだろうと一生けんめい考えた。 赤犬は、自分がどんなふうに、きょう一日を暮らし、どうして、しまいにこの見知らぬ歩道へまよいこんだのか、はっきりおぼえていた。 たしか、きょうが始まったのは、主人のさしもの師ルカー・アレクサンドルィチが、帽子をかぶり、赤い布切れに包んだ、何か木製品をこわきにかかえて、――「カシタンカ、行こうぜ!」   と呼んだ、あのときである。

代表作品

かき(1884年)    ねむい(1888年)    グーセフ(1890年)    決闘(ロシア語版、英語版)[7](1891年)  妻(1892年)    イオーヌィチ(1898年)    かわいい女(1899年)    犬を連れた奥さん(1899年)

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名作速読朗読文庫vol.704チェーホフ アントン全集読上機能付きProfessional版

名作VOL 件数 著者名        タイトル 文字数 文字量
704 1 チェーホフ アントン イオーヌィチ 23090
704 2 チェーホフ アントン 犬を連れた奥さん小説 43334
704 3 チェーホフ アントン かき 4365
704 4 チェーホフ アントン カシタンカ 22541
704 5 チェーホフ アントン かもめ ――喜劇 四幕――小説 54834
704 6 チェーホフ アントン 可愛い女 5907
704 7 チェーホフ アントン グーセフ 2969
704 8 チェーホフ アントン 頸の上のアンナ 14790
704 9 チェーホフ アントン 熊 笑劇 一幕 15348
704 10 チェーホフ アントン 決闘1 62029
704 11 チェーホフ アントン 決闘2 44489
704 12 チェーホフ アントン 桜の園 55194
704 13 チェーホフ アントン 少年たち 7177
704 14 チェーホフ アントン 小波瀾 6091
704 15 チェーホフ アントン 接吻 23025
704 16 チェーホフ アントン 大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ 13213
704 17 チェーホフ アントン 追放されて 9395
704 18 チェーホフ アントン 46401
704 19 チェーホフ アントン 天才 4332
704 20 チェーホフ アントン 富籤 5790
704 21 チェーホフ アントン 女房ども 14213
704 22 チェーホフ アントン ねむい 6177
704 23 チェーホフ アントン マリ・デル 5687
704 24 チェーホフ アントン 嫁入り支度 6222
704 25 チェーホフ アントン 六号室 91107
704 26 チェーホフ アントン ワーニャ伯父さん四幕――小説 54143

 

名作速読朗読文庫vol.705ドイル アーサー・コナン全集読上機能付きProfessional版

サー・アーサー・イグナティウス・コナン・ドイル( 1859年5月22日 – 1930年7月7日)は、イギリスの作家、医師、政治活動家である。推理小説・歴史小説・SF小説などを多数著した。とりわけ『シャーロック・ホームズ』シリーズの著者として知られ、現代のミステリ作品の基礎を築いた。SF分野では『失われた世界』、『毒ガス帯(英語版)』など作品群を、また歴史小説でも『ホワイト・カンパニー(英語版)』や他のシリーズなどを著している。

本文内容見本

2   暗号舞踏人の謎

コナン・ドイル    三上於莵吉訳

ホームズは全く黙りこんだまま、その脊の高い痩せた身体を猫脊にして、何時間も化学実験室に向っていた。そこからは頻りに、いやな悪臭がただよって来る、――彼の頭は胸に深くちぢこめられて、その恰好は、鈍い灰色の羽毛の、黒い鳥冠《とさか》の奇妙な鳥のようにも見えた。「そこで、ワトソン君、――」    彼は突然に口を開いた。   「君は南アフリカのある投資事業に、投資することは、思い止まってしまったのだね」 私はサッと驚かされてしまった。私は彼の不思議な直覚力と云ったようなものには、毎度のことでよく慣れていたが、しかしこの私の胸中の、秘中の秘事にずばりっと図星を指されたのには、全くあきれ返ってしまった。「一たい君は、どうしてその事を知っていたのだね?」  私は訊き返した。

代表作品

空家の冒険    暗号舞踏人の謎    株式仲買店々員    黄色な顔     グロリア・スコット号    自転車嬢の危難    白銀の失踪    世界怪談名作集 09 北極星号   入院患者     臨時急行列車

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名作速読朗読文庫vol.705ドイル アーサー・コナン全集読上機能付きProfessional版

名作VOL 件数 著者名 タイトル 文字数 文字量
705 1 ドイル アーサー・コナン 空家の冒険 24726
705 2 ドイル アーサー・コナン 暗号舞踏人の謎 26750
705 3 ドイル アーサー・コナン 株式仲買店々員 19924
705 4 ドイル アーサー・コナン 黄色な顔 21927
705 5 ドイル アーサー・コナン グロリア・スコット号小説 21786
705 6 ドイル アーサー・コナン 自転車嬢の危難 23730
705 7 ドイル アーサー・コナン 白銀の失踪 14822
705 8 ドイル アーサー・コナン 世界怪談名作集 09 北極星号の船長 小説 27672
705 9 ドイル アーサー・コナン 入院患者 22840
705 10 ドイル アーサー・コナン 臨時急行列車    小説 15278

 

名作速読朗読文庫vol.706ポー エドガー・アラン・ポー 全集読上機能付きProfessional版

エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe、1809年1月19日 – 1849年10月7日)は、アメリカ合衆国の小説家、詩人、評論家である。文筆で身をたてるべく詩や短編小説を創作。ゴシック風の恐怖小説「アッシャー家の崩壊」「黒猫」、初の推理小説と言われる「モルグ街の殺人」、暗号小説の草分け「黄金虫」など多数の短編作品を発表、また1845年の詩「大鴉」でも評判を取った。    作品は当初は本国よりもむしろヨーロッパで評価され、特にボードレールによるポーの翻訳はフランス象徴派の文学観形成に大きく寄与した。ポーが「モルグ街の殺人」で作り出したC・オーギュスト・デュパンの人物像は以後の推理小説における探偵の原型となった  そのほか科学的知見を取り入れた冒険譚はジュール・ヴェルヌら後世のSF作家にも影響を与えている。

本文内容見本

4   黒猫  THE BLACK CAT

エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe  佐々木直次郎訳

私がこれから書こうとしているきわめて奇怪な、またきわめて素朴《そぼく》な物語については、自分はそれを信じてもらえるとも思わないし、そう願いもしない。自分の感覚でさえが自分の経験したことを信じないような場合に、他人に信じてもらおうなどと期待するのは、ほんとに正気の沙汰《さた》とは言えないと思う。だが、私は正気を失っている訳ではなく、――また決して夢みているのでもない。しかしあす私は死ぬべき身だ。で、今日のうちに自分の魂の重荷をおろしておきたいのだ。私の第一の目的は、一連の単なる家庭の出来事を、はっきりと、簡潔に、注釈ぬきで、世の人々に示すことである。それらの出来事は、その結果として、私を恐れさせ――苦しめ――そして破滅させた。だが私はそれをくどくどと説明しようとは思わない。私にはそれはただもう恐怖だけを感じさせた。――多くの人々には恐ろしいというよりも怪奇《バロック》なものに見えるであろう。今後、あるいは、誰か知者があらわれてきて、私の幻想を単なる平凡なことにしてしまうかもしれぬ。――誰か私などよりももっと冷静な、もっと論理的な、もっとずっと興奮しやすくない知性人が、私が畏怖《いふ》をもって述べる事がらのなかに、ごく自然な原因結果の普通の連続以上のものを認めないようになるであろう。

代表作品

アッシャー家の崩壊 (The Fall of the House of Usher, 1839年) ウィリアム・ウィルソン (William Wilson, 1839年)  モルグ街の殺人 (The Murders in the Rue Morgue, 1841年) 黄金虫 (The Gold Bug, 1843年)   黒猫 (The Black Cat, 1843年)   早すぎた埋葬 (The Premature Burial, 1844年)  盗まれた手紙 (The Purloined Letter, 1845年)

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名作速読朗読文庫vol.706ポー エドガー・アラン・ポー 全集読上機能付きProfessional版

名作VOL 件数 著者名 タイトル 文字数 文字量
706 1 ポー エドガー・アラン アッシャー家の崩壊 21029
706 2 ポー エドガー・アラン ウィリアム・ウィルスン 24767
706 3 ポー エドガー・アラン 落穴と振子 17601
706 4 ポー エドガー・アラン 黒猫 10488
706 5 ポー エドガー・アラン 黄金虫 40208
706 6 ポー エドガー・アラン 盗まれた手紙 21159
706 7 ポー エドガー・アラン 早すぎる埋葬 15936
706 8 ポー エドガー・アラン マリー・ロジェエの怪事件 53087
706 9 ポー エドガー・アラン メールストロムの旋渦 20083
706 10 ポー エドガー・アラン モルグ街の殺人事件 36440

 

名作速読朗読文庫vol.708マクラウド フィオナ全集読上機能付きProfessional版

1855年にスコットランドで生まれたウィリアム・シャープは、本名を用い男性作家・批評家として活動する一方、女性名であるフィオナ・マクラウドを名乗り、ケルトを題材とした創作や随筆を発表した。二つの性を用い方向性の異なる多彩な作品を生みだし、実生活においても女性名を使用した特異な作家である

本文内容見本

8  最後の晩餐

フィオナ・マクラウド  Fiona Macleod   松村みね子訳

ふいと見た夢のように私は幾度もそれを思い出す。私はその思い出の来る心の青い谿《たに》そこを幾度となくのぞき見してみる、まばたきにも、虹のひかりにも、その思い出は消えてしまう。それが私の霊の中から来る翼ある栄光《ひかり》であるか、それとも、幼い日に起った事であったか、よく見極めようとして近よる時――それは、昼のなかに没するあけぼのの色のように、朝日に消える星のように、おちる露のように、消えてしまう。 しかし私は忘れることが出来ない。けっして、けっして、青草の静かさが私の眼の上にある時まで、あの夕方を忘れはしない。 子供の涙はにがい。私たちが空しい言葉でいい現わすすべてを子供は湧きあふれる苦痛のしずくに依って語る。その日私は悲しかった。見なれた羊歯《しだ》の葉の中にも不思議な争闘がひそんでいるように見え、今まで友として見ていた樹々のなかに風のひゅうひゅう鳴る音も自分のそばを流れる水のながれも恐怖の声にきこえ、草の上のしずかな光さえ火焔がもえるかと見えた。

代表作品

海豹     魚と蠅の祝日    ウスナの家    かなしき女王    髪あかきダフウト    琴     最後の晩餐    女王スカァアの笑い    精     剣のうた

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名作速読朗読文庫vol.708マクラウド フィオナ全集読上機能付きProfessional版

名作VOL 件数 著者名        タイトル 文字数 文字量
708 1 マクラウド フィオナ 浅瀬に洗う女 7623
708 2 マクラウド フィオナ 海豹 3898
708 3 マクラウド フィオナ 魚と蠅の祝日 3336
708 4 マクラウド フィオナ ウスナの家 18396
708 5 マクラウド フィオナ かなしき女王 3661
708 6 マクラウド フィオナ 髪あかきダフウト 6387
708 7 マクラウド フィオナ 11299
708 8 マクラウド フィオナ 最後の晩餐 5401
708 9 マクラウド フィオナ 女王スカァアの笑い 4166
708 10 マクラウド フィオナ 22959
708 11 マクラウド フィオナ 剣のうた 5761
708 12 マクラウド フィオナ 約束 4574
708 13 マクラウド フィオナ 漁師 7093

 

名作速読朗読文庫vol.709マン パウル・トーマス全集読上機能付きProfessional版

パウル・トーマス・マン(Paul Thomas Mann、1875年6月6日 – 1955年8月12日)はドイツの小説家。1901年に自身の一族の歴史をモデルとした長編『ブッデンブローク家の人々』で名声を得る。その後市民生活と芸術との相克をテーマにした『トーニオ・クレーガー』『ヴェニスに死す』などの芸術家小説や教養小説の傑作『魔の山』を発表し、1929年にノーベル文学賞を受賞した。1933年にナチスが政権を握ると亡命し、スイスやアメリカ合衆国で生活しながら、聖書の一節を膨大な長編小説に仕立てた終戦後もドイツに戻ることなく国外で過ごしたが、『ドイツとドイツ人』などの一連のエッセイや講演でドイツの文化に関心をしめした

本文内容見本

4   ヴェニスに死す  DER TOD IN VENEDIG

トオマス・マン Thomas Mann  実吉捷郎訳

第一章            グスタアフ・アッシェンバッハ――または、かれの五十回目の誕生日以来、かれの名が公式に呼ばれていたとおりに言うと、フォン・アッシェンバッハは、一九××年――これはわれわれの大陸に対して、幾月ものあいだ、じつに脅威的な様子を見せた年だったが――その年の春のある午後、ミュンヘンのプリンツレゲンテン街にある自宅から、ひとりで、かなり遠くまで散歩に出かけた。午前中の、めんどうな危険な、今まさに最大の慎重と周到と、意志の透徹と細密とを要する労作で興奮しすぎて、この作家は、自分の内部にある生産的な機関の不断の振動を――ツィツェロによれば、雄弁の本体にほかならぬ、あの「精神のたえざる動き(motus animi continus)」を、昼食後にもやはり制止することができなかった。そして気持を軽くしてくれるまどろみを見いださなかった。これは精力がますます消耗されやすくなっているこのさい、かれにとって、途中で一度はぜひ必要だったのだが。そこでかれは、茶をのみ終るとまもなく、空気と運動が元気を回復させ、有効な一夕をえさせてくれるだろうという望みをいだいて、戸外を求めた。

代表作品

ヴェニスに死す    幸福への意志(Der Wille zum Glück, 1896年)  幻滅(Enttäuschung, 1896年)   小フリーデマン氏(Der kleine Herr Friedemann, 1898年) 道化者(Der Bajazzo, 1897年)   トービアス・ミンダーニッケル(Tobias Mindernickel, 1898年) 衣装戸棚(Der Kleiderschrank, 1899年)  ルイスヒェン(Luischen, 1900年)   墓地への道(Der Weg zum Friedhof, 1900年)  神の剣(Gladius Dei, 1902年)

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名作速読朗読文庫vol.709マン パウル・トーマス全集読上機能付きProfessional版

名作VOL 件数 著者名        タイトル 文字数 文字量
709 1 マン パウル・トーマス ある幸福 12139
709 2 マン パウル・トーマス 衣裳戸棚 8885
709 3 マン パウル・トーマス 餓えた人々 7451
709 4 マン パウル・トーマス ヴェニスに死す 85255
709 5 マン パウル・トーマス 神の剣 16145
709 6 マン パウル・トーマス 幻滅 6723
709 7 マン パウル・トーマス 幸福への意志 15587
709 8 マン パウル・トーマス 小フリイデマン氏 24425
709 9 マン パウル・トーマス 神童 9359
709 10 マン パウル・トーマス 鉄道事故 10327
709 11 マン パウル・トーマス 道化者 29321
709 12 マン パウル・トーマス トニオ・クレエゲル小説 65922
709 13 マン パウル・トーマス トビアス・ミンデルニッケル小説 8705
709 14 マン パウル・トーマス トリスタン 43715
709 15 マン パウル・トーマス なぐり合い 16466
709 16 マン パウル・トーマス 悩みのひととき 8927
709 17 マン パウル・トーマス 墓地へゆく道 9337
709 18 マン パウル・トーマス 予言者の家で 7979
709 19 マン パウル・トーマス ルイスヒェン 16571

 

名作速読朗読文庫vol.710モーパッサン ギ・ド全集読上機能付きProfessional版

ギ・ド・モーパッサン(1850年8月5日 – 1893年7月6日)は、フランスの自然主義の作家、劇作家、詩人である。『女の一生』などの長編、そして多くの短篇を著述した。20世紀初期の日本の作家にも、影響を与えた。

本文内容見本

3   親ごころ         モオパッサン  秋田滋訳

一条の街道がこれから村へかかろうとするあたりに、這い込むような小さな家が一軒、道のほとりにたっていた。彼はむかしその家に住んでいた。土地の百姓のむすめを妻に迎えると、この男は車大工を稼業にして暮しをたてていた。夫婦そろってなかなかの稼ぎ屋だったので、世帯をもってしばらくたった頃には、どうやら小金《こがね》もできた。ただ、夫婦のなかには、どうしたことか、子宝がなかった。二人にとっては、それが深いなげきの種だった。ところが、その子宝もようやく授かった。男の子だったので、ジャンという名をつけた。眼のなかへ入れても痛くない、子供の顔を見ないでは夜も日も明けないと云う可愛がり方。そして、車大工とその女房は、交わるがわるその一粒種を手にとって、撫でたり擦《さす》ったりしていた。 その子供が五つになった時のことである。旅まわりの軽業師の一座がこの村へ流れて来て、役場のまえの空地《あきち》に小屋をかけた。

代表作品

ある自殺者の手記    糸くず     親ごころ     寡婦     狂女     狂人日記     頸飾り     墓     初雪

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名作速読朗読文庫vol.710モーパッサン ギ・ド全集読上機能付きProfessional版

名作VOL 件数 著者名       タイトル 文字数 文字量
710 1 モーパッサン ギ・ド ある自殺者の手記随筆 6109
710 2 モーパッサン ギ・ド 糸くず 6758
710 3 モーパッサン ギ・ド 親ごころ 5542
710 4 モーパッサン ギ・ド 寡婦 6413
710 5 モーパッサン ギ・ド 狂女 4176
710 6 モーパッサン ギ・ド 狂人日記 6623
710 7 モーパッサン ギ・ド 頸飾り 8577
710 8 モーパッサン ギ・ド 世界怪談名作集 15 幽霊 7279
710 9 モーパッサン ギ・ド 5532
710 10 モーパッサン ギ・ド 初雪 10439

名作速読朗読文庫vol.711ユゴー ヴィクトル全集読上機能付きProfessional版

ヴィクトル=マリー・ユーゴー(1802年2月26日 – 1885年5月22日)はフランス・ロマン主義の詩人、小説家である。七月王政時代からフランス第二共和政時代の政治家でもあった。フランス紙幣に肖像画が採用されていたことがある

本文内容見本

3   レ・ミゼラブル  LES MISERABLES  第一部 ファンティーヌ

ビクトル・ユーゴー Victor Hugo  豊島与志雄訳

第一編 正しき人          一 ミリエル氏           一八一五年に、シャール・フランソア・ビヤンヴニュ・ミリエル氏はディーニュの司教であった。七十五歳ばかりの老人で、一八〇六年以来、ディーニュの司教職についていたのである。 彼がその教区に到着したころ、彼についてなされた種々な噂《うわさ》や評判をここにしるすことは、物語の根本に何らの関係もないものではあるが、すべてにおいて正確を期するという点だけででも、おそらく無用のことではあるまい。嘘《うそ》にせよ真《まこと》にせよ、人の身の上について言わるることは、その人の生涯《しょうがい》のうちに、特にその運命のうちに、往々実際の行為と同じくらいに重要な位置を占むるものである。ミリエル氏はエークスの高等法院の評議員のむすこであって、顕要な法官の家柄だった。伝えらるるところによれば、彼の父は、彼に地位を継がせようとして、当時、法院関係の家庭にかなり広く行なわれていた習慣に従い、彼をごく早く十八歳か二十歳かの時に結婚さしたそうであるが、彼はその結婚にもかかわらず、多くの噂の種をまいたとかいうことである。背《せい》は少し低い方であったが、品位と優美と才気とを備えたりっぱな男であった。

代表作品

死刑囚最後の日    レ・ミゼラブル  序    レ・ミゼラブル 04 第一部 ファンテーヌ  レ・ミゼラブル 05 第二部 コゼット1  レ・ミゼラブル 05 第二部 コゼット2  レ・ミゼラブル 05 第二部 コゼット3  レ・ミゼラブル 06 第三部 マリユス1  レ・ミゼラブル 06 第三部 マリユス2  レ・ミゼラブル 06 第三部 マリユス3  レ・ミゼラブル 07 第四部 叙情詩1  レ・ミゼラブル 07 第四部 叙情詩2  レ・ミゼラブル 07 第四部 叙情詩3  レ・ミゼラブル 07 第四部 叙情詩4  レ・ミゼラブル 08 第五部 ジャン・ヴァルジャン1  レ・ミゼラブル 08 第五部 ジャン・ヴァルジャン2  レ・ミゼラブル 08 第五部 ジャン・ヴァルジャン3

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名作速読朗読文庫vol.711ユゴー ヴィクトル全集読上機能付きProfessional版

名作VOL 件数 著者名 タイトル 文字数 文字量
711 1 ユゴー ヴィクトル 死刑囚最後の日 81106
711 2 ユゴー ヴィクトル レ・ミゼラブル 03 序 330
711 3 ユゴー ヴィクトル レ・ミゼラブル 04 第一部 ファンテーヌ 306821
711 4 ユゴー ヴィクトル レ・ミゼラブル 05 第二部 コゼット1 117510
711 5 ユゴー ヴィクトル レ・ミゼラブル 05 第二部 コゼット2 92559
711 6 ユゴー ヴィクトル レ・ミゼラブル 05 第二部 コゼット3 62783
711 7 ユゴー ヴィクトル レ・ミゼラブル 06 第三部 マリユス1 106284
711 8 ユゴー ヴィクトル レ・ミゼラブル 06 第三部 マリユス2 83569
711 9 ユゴー ヴィクトル レ・ミゼラブル 06 第三部 マリユス3 53679
711 10 ユゴー ヴィクトル レ・ミゼラブル 07 第四部 叙情詩1 122052
711 11 ユゴー ヴィクトル レ・ミゼラブル 07 第四部 叙情詩2 42423
711 12 ユゴー ヴィクトル レ・ミゼラブル 07 第四部 叙情詩3 77005
711 13 ユゴー ヴィクトル レ・ミゼラブル 07 第四部 叙情詩4 79485
711 14 ユゴー ヴィクトル レ・ミゼラブル 08 第五部 ジャン・ヴァルジャン1 85304
711 15 ユゴー ヴィクトル レ・ミゼラブル 08 第五部 ジャン・ヴァルジャン2 108038
711 16 ユゴー ヴィクトル レ・ミゼラブル 08 第五部 ジャン・ヴァルジャン3 104793

 

名作速読朗読文庫vol.714ロラン ロマン全集読上機能付きProfessional版

ロマン・ロラン(Romain Rolland, 1866年1月29日 – 1944年12月30日)は、フランスの作家である。理想主義的ヒューマニズム、平和主義、反ファシズムを掲げて戦争反対を世界に叫び続け、国際的に多くの知友を得たアルベルト・アインシュタインやヘルマン・ヘッセなどと通じ、国際的に評価された1916年にノーベル文学賞を受賞した。

本文内容見本

3   ジャン・クリストフ  JEAN CHRISTOPHE  第一巻 曙

ロマン・ローラン Romain Rolland  豊島与志雄訳

いずれの国の人たるを問わず、     苦しみ、闘い、ついには勝つべき、      あらゆる自由なる魂に、捧《ささ》ぐ。                  ロマン・ローラン          河の水音は家の後ろに高まっている。雨は朝から一日窓に降り注いでいる。窓ガラスの亀裂《ひび》のはいった片隅には、水の滴《したた》りが流れている。昼間の黄ばんだ明るみが消えていって、室内はなま温くどんよりとしている。 赤児《あかご》は揺籃《ゆりかご》の中でうごめいている。老人は戸口に木靴を脱ぎすててはいって来たが、歩く拍子に床板《ゆかいた》が軋《きし》ったので、赤児はむずかり出す。母親は寝台の外に身をのり出して、それを賺《すか》そうとする。祖父は赤児が夜の暗がりを恐《こわ》がるといけないと思って、手探りでランプをつける。その光で、祖父ジャン・ミシェル老人の赤ら顔や、硬い白髯《しろひげ》や、気むずかしい様子や、鋭い眼付などが、照らし出される。老人は揺籃のそばに寄ってゆく。その外套《がいとう》は雨にぬれた匂いがしている。

代表作品

ジャン・クリストフ    ベートーヴェンの生涯

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名作速読朗読文庫vol.714ロラン ロマン全集読上機能付きProfessional版

名作VOL 件数 著者名       タイトル 文字数 文字量
714 1 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 18640
714 2 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 02 改訳について 1762
714 3 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 03 第一巻 曙1 70283
714 4 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 03 第一巻 曙2 37731
714 5 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 04 第二巻 朝1 60539
714 6 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 04 第二巻 朝2 47561
714 7 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 05 第三巻 青年1 91613
714 8 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 05 第三巻 青年2 53129
714 9 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 06 第四巻 反抗1 83409
714 10 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 06 第四巻 反抗2 80635
714 11 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 06 第四巻 反抗3 93264
714 12 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 07 第五巻 広場の市1 86113
714 13 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 07 第五巻 広場の市2 103264
714 14 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 08 第六巻 アントアネット 96790
714 15 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 09 第七巻 家の中1 64082
714 16 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 09 第七巻 家の中2 97886
714 17 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 10 第八巻 女友達1 84108
714 18 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 10 第八巻 女友達2 81146
714 19 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 11 第九巻 燃ゆる荊1 105688
714 20 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 11 第九巻 燃ゆる荊2 73869
714 21 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 12 第十巻 新しき日1 98342
714 22 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 12 第十巻 新しき日2 67296
714 23 ロラン ロマン ジャン・クリストフ 13 後記 9558
714 24 ロラン ロマン ベートーヴェンの生涯 02 ベートーヴェンの生涯 56111
714 25 ロラン ロマン ベートーヴェンの生涯 03 ハイリゲンシュタットの遺書 4095
714 26 ロラン ロマン ベートーヴェンの生涯 04 ベートーヴェンの手紙 13761
714 27 ロラン ロマン ベートーヴェンの生涯 05 ベートーヴェンの思想断片 2770
714 28 ロラン ロマン ベートーヴェンの生涯 06 付録 ベートーヴェンへの感謝 14318
714 29 ロラン ロマン ベートーヴェンの生涯 08 文献 11922

 

名作速読朗読文庫vol.715世界全集1読上機能付きProfessional版

世界の文豪の文学全集です  文豪名ア行  アーヴィング ワシントン   アミーチス エドモンド・デ   アルチバシェッフ ミハイル・ペトローヴィチ  アルテンベルク ペーター   アレニウス スヴァンテ    アンドレーエフ レオニード・ニコラーエヴィチ  ヴェーゲラー フランツ・ゲルハルト   ウェルズ ハーバート・ジョージ   オイレンベルク ヘルベルト   オルコット ルイーザ・メイ

本文内容見本

12   若草物語  LITTLE WOMEN

ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott   水谷まさる訳

第一 巡礼あそび          「プレゼントのないクリスマスなんか、クリスマスじゃないわ。」と、ジョウは、敷物の上にねそべって不平そうにいいました。「貧乏ってほんとにいやねえ。」と、メグはじぶんの着古した服を見ながらため息をつきました。「ある少女が、いいものをたくさんもち、ある少女が、ちっとも、もたないなんて、不公平だと思うわ。」と、小さいエミイは、鼻をならしながらいいました。「でもね、あたしたちは、おとうさんもおかあさんもあるし、こうして姉妹があるんだもの、いいじゃないの。」と、ベスが、すみのほうから満足そうにいいました。 ストーブの火に照らしだされた四つのわかわかしい顔は、この快活な言葉でいきいきとかがやきましたが、ジョウが悲しそうに、「だって、おとうさんは従軍僧で戦争にいっておるすだし、これからも長いことお目にかかれないと思うわ。」と、いったとき、またもやくらい影におおわれ、だれもしばらく口をききませんでした。

代表作品

アーヴィング ワシントン    スリーピー・ホローの伝説  アミーチス エドモンド母を尋ねて三千里   アルチバシェッフ ミハイル罪人    アルテンベルク ペーター        釣    アレニウス スヴァンテ宇宙の始まり1   アレニウス スヴァンテ        宇宙の始まり2   アンドレーエフ レオニード犬    アンドレーエフ レオニード世界怪談名作集 14 ラザルス  ウェルズ ハーバート透明人間    オイレンベルク ヘルベルト女の決闘    オルコット ルイーザ・メイ若草物語1   オルコット ルイーザ・メイ若草物語2

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名作速読朗読文庫vol.715世界全集1読上機能付きProfessional版

名作VOL   件数   著者名 タイトル  文字数  文字量
715 1 アーヴィング ワシントン スリーピー・ホローの伝説 33708
715 2 アミーチス エドモンド・デ 母を尋ねて三千里 13850
715 3 アルチバシェッフ ミハイル 罪人 7850
715 4 アルテンベルク ペーター         釣 1248
715 5 アレニウス スヴァンテ 宇宙の始まり1 39725
715 6 アレニウス スヴァンテ         宇宙の始まり2 129530
715 7 アンドレーエフ レオニード 5656
715 8 アンドレーエフ レオニード 世界怪談名作集 14 ラザルス 20073
715 10 ウェルズ ハーバート・ジョージ 透明人間 88964
715 11 オイレンベルク ヘルベルト 女の決闘 8882
715 12 オルコット ルイーザ・メイ 若草物語1 64399
715 13 オルコット ルイーザ・メイ 若草物語2 60017

 

名作速読朗読文庫vol.716世界全集2読上機能付きProfessional版

世界の文豪の文学全集です  文豪名 カ行  キプリング ラデャード    クラウフォード    クロポトキン ピョートル   ゲーテ ヨハン    ケネディ パトリック    ゴーゴリ ニコライ    ゴーチェ テオフィル    ガールシン フセヴォロド・ミハイロヴィチ  クロポトキン ピョートル・アレクセーヴィチ

本文内容見本

9   外套

ニコライ・ゴーゴリ  平井肇訳

ある省のある局に――しかし何局とはっきり言わないほうがいいだろう。おしなべて官房とか連隊とか事務局とか、一口にいえば、あらゆる役人階級ほど怒りっぽいものはないからである。今日では総じて自分一個が侮辱されても、なんぞやその社会全体が侮辱されでもしたように思いこむ癖がある。つい最近にも、どこの市だったかしかとは覚えていないが、さる警察署長から上申書が提出されて、その中には、国家の威令が危殆《きたい》に瀕していること、警察署長という神聖な肩書がむやみに濫用されていること等が明記されていたそうである。しかも、その証拠だといって、件《くだん》の上申書には一篇の小説めいたはなはだしく厖大な述作が添えてあり、その十頁ごとに警察署長が登場するばかりか、ところによっては、へべれけに泥酔した姿を現わしているとのことである。そんな次第で、いろんな面白からぬことを避けるためには、便宜上この問題の局を、ただ【ある局】というだけにとどめておくに如《し》くはないだろう。さて、そのある局に、【一人の官吏】が勤めていた――官吏、といったところで、大して立派な役柄の者ではなかった。背丈がちんちくりんで、顔には薄あばたがあり、髪の毛は赤ちゃけ、それに目がしょぼしょぼしていて、額《ひたい》がすこし禿《は》げあがり、頬の両側には小皺《こじわ》が寄って、どうもその顔いろはいわゆる痔もちらしい――しかし、これはどうも仕方がない! 罪はペテルブルグの気候にあるのだから。

代表作品

キプリング ラデャード幻の人力車   クラウフォード        上床   クロポトキン ピョートル青年に訴う   ゲーテ ヨハン        ファウスト   ケネディ パトリック二つの短い話   ゴーゴリ ニコライ外套    ゴーチェ テオフィルクラリモンド   ガールシン フセヴォロド・ミハイロヴィチ夢がたり    クロポトキン ピョートル・アレクセーヴィチ 革命の研究

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名作速読朗読文庫vol.716世界全集2読上機能付きProfessional版

名作VOL 件数 著者名        タイトル 文字数 文字量
716 1 キプリング ラデャード 世界怪談名作集 12 幻の人力車 27037
716 2 クラウフォード         世界怪談名作集 上床 24557
716 3 クロポトキン ピョートル 共産食堂 2210
716 4 クロポトキン ピョートル 青年に訴う 20128
716 5 ゲーテ ヨハン         ファウスト1 100933
716 6 ゲーテ ヨハン         ファウスト2 80733
716 7 ゲーテ ヨハン         ファウスト3 77391
716 8 ケネディ パトリック 二つの短い話 4679
716 9 ゴーゴリ ニコライ 外套 37645
716 10 ゴーゴリ ニコライ 死せる魂 01第一部 第一分冊1 66292
716 11 ゴーゴリ ニコライ 死せる魂 01第一部 第一分冊2 87663
716 12 ゴーゴリ ニコライ 死せる魂 02第一部 第二分冊1 78767
716 13 ゴーゴリ ニコライ 死せる魂 02第一部 第二分冊2 76311
716 14 ゴーゴリ ニコライ 27657
716 15 ゴーチェ テオフィル 世界怪談名作集 05 クラリモンド 31466
716 16 ガールシン フセヴォロド・ミハイロヴィチ アッタレーア・プリンケプス 9897
716 17 ガールシン フセヴォロド・ミハイロヴィチ 夢がたり 6073
716 18 ガールシン フセヴォロド・ミハイロヴィチ 四日間 14388
716 19 クロポトキン ピョートル・アレクセーヴィチ 革命の研究 15613

 

名作速読朗読文庫vol.717世界全集3読上機能付きProfessional版

世界の文豪の文学全集です  文豪名サ行  サキ     シェリー メアリー・ウォルストンクラフト  シュミットボン ウィルヘルム   スウィフト ジョナサン    スティーブンソン ロバート・ルイス   ストックトン フランシス・リチャード   ストリンドベリ アウグスト   ストレイチー リットン    ソログープ フョードル

本文内容見本

13   エリザベスとエセックス  ELIZABETH AND ESSEX

リットン・ストレチー Lytton Strachey  片岡鉄兵訳

第一章           イギリスにおける宗教改革は、単に宗教上だけの事件ではない。それは社会的な事件でもあった。中世紀精神のカビが払い落とされると同時に、それにむすびついた革命が、同様の完成度と同様の深達度をもって、俗世の生活にも、権力の座の組織のなかにも起こった。幾世代かにわたってこの世を支配した騎士と僧門は没落し去り、彼らの位置は新しい人間階級に移った。武士でもなく、聖職でもないその階級の、実力もあり活力もある手のうちに、政治の手綱は、そのおいしい利益とともに落ちていったのである。ヘンリー八世の政略の産物であるところの、この驚くべき新興貴族階級は、ついには自分を創ってくれた権力を逆に征服してしまった。王座の人物は影のごとく薄れ、一方で、ラッセル家、カベンディッシュ家、セシル家等々が最高の強固性をもってイギリスを支配し始めた。何世代もの間、これらの貴族がすなわちイングランドであって、彼らを除いてはイングランドの幻想さえ浮んでこないこと、現代においてなお然りである。 これらの変化は急速にやってきた――それはエリザベス女王の時代に完成された。一五六九年における北方大名伯爵の反逆は、旧勢力がその運命を避けようための最後の大きな足掻《あが》きだった

代表作品

サキ        第三者  シェリー メアリー  フランケンシュタイン  シュミットボン ウィルヘルム 鴉   スウィフト ジョナサン  ガリバー旅行記   スティーブンソン ロバート ジーキル博士とハイド氏の怪事件 スティーブンソン ロバート   宝島   ストックトン フランシス  幽霊の移転  ストリンドベリ アウグス  一人舞台  ストリンドベリ アウグスト 真夏の夢  ストレイチー リットン  エリザベスとエセックス  ソログープ フョードル  身体検査

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名作速読朗読文庫vol.717世界全集3読上機能付きProfessional版

名作VOL 件数 著者名        タイトル 文字数 文字量
717 1 サキ                第三者 4312
717 2 シェリー メアリー フランケンシュタイン1 103394
717 3 シェリー メアリー フランケンシュタイン2 89531
717 4 シュミットボン ウィルヘルム 7768
717 5 スウィフト ジョナサン ガリバー旅行記1 69790
717 6 スウィフト ジョナサン ガリバー旅行記2 50949
717 7 スティーブンソン ロバート ジーキル博士とハイド氏の怪事件 73857
717 8 スティーブンソン ロバート      宝島1 小説 113633
717 9 スティーブンソン ロバート      宝島2 小説 83738
717 10 ストックトン フランシス・リチャード 世界怪談名作集 17 幽霊の移転 12901
717 11 ストリンドベリ アウグスト 一人舞台 6856
717 12 ストリンドベリ アウグスト 真夏の夢 9412
717 13 ストレイチー リットン エリザベスとエセックス1 88012
717 14 ストレイチー リットン エリザベスとエセックス2 78228
717 15 ソログープ フョードル 身体検査 8522

 

名作速読朗読文庫vol.718世界全集4読上機能付きProfessional版

世界の文豪の文学全集です  文豪名タ行  タゴール ラビンドラナート   ダビット ヤーコプ・ユリウス   チェスタートン ギルバート・キース   ツルゲーネフ イワン    ディケンズ チャールズ    ディモフ オシップ    デカルト ルネ    デフォー ダニエル    ド・ヴィルヌーヴ ガブリエル=シュザンヌ・バルボ  ド・ラ・ラメー マリー・ルイーズ   ドストエフスキー フィヨードル・ミハイロヴィチ  トルストイ レオ

本文内容見本

13   二都物語   上巻

チャールズ・ディッケンズ  佐々木直次郎訳

第一巻 甦《よみがえ》る                第一章 時代           それはすべての時世の中で最もよい時世でもあれば、すべての時世の中で最も悪い時世でもあった。叡智の時代でもあれば、痴愚の時代でもあった。信仰の時期でもあれば、懐疑の時期でもあった。光明の時節でもあれば、暗黒の時節でもあった。希望の春でもあれば、絶望の冬でもあった。人々の前にはあらゆるものがあるのでもあれば、人々の前には何一つないのでもあった。人々は皆真直に天国へ行きつつあるのでもあれば、人々は皆真直にその反対の道を行きつつあるのでもあった。――要するに、その時代は、当時の最も口やかましい権威者たちのある者が、善かれ悪しかれ最大級の比較法でのみ解さるべき時代であると主張したほど、現代と似ていたのであった。 イギリスの玉座には、大きな顎をした国王と不器量な顔をした王妃とがいた。フランスの玉座には、大きな顎をした国王と美しい顔をした王妃とがいた★。どちらの国でも、現世の利得を保持している国家の貴族たちには、天下の形勢が永久に安定しているということは水晶よりも明かなのであった。

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名作速読朗読文庫vol.718世界全集4読上機能付きProfessional版

名作VOL 件数 著者名        タイトル 文字数 文字量
718 1 タゴール ラビンドラナート 唖娘スバー 7065
718 2 ダビット ヤーコプ・ユリウス 世界漫遊 12136
718 3 チェスタートン ギルバート・キース 金の十字架の呪い 25119
718 4 チェスタートン ギルバート・キース 作男・ゴーの名誉 16262
718 5 チェスタートン ギルバート・キース 青玉の十字架 20420
718 6 チェスタートン ギルバート・キース サレーダイン公爵の罪業 20454
718 7 チェスタートン ギルバート・キース 秘密の庭 19031
718 8 チェスタートン ギルバート・キース 見えざる人 17130
718 9 ツルゲーネフ イワン あいびき 9708
718 10 ツルゲーネフ イワン はつ恋 84535
718 11 ディケンズ チャールズ クリスマス・カロル 87684
718 12 ディケンズ チャールズ 世界怪談名作集 06 信号手 13189
718 13 ディケンズ チャールズ 二都物語 01 上巻1 99665
718 14 ディケンズ チャールズ 二都物語 01 上巻2 63095
718 16 ディモフ オシップ 6504
718 17 デカルト ルネ 省察 神の存在、及び人間 82720
718 18 デフォー ダニエル 世界怪談名作集 07 ヴィール夫人の亡霊 11516
718 19 ド・ヴィルヌーヴ ガブリエル=シュザンヌ・バルボ ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣) 10018
718 20 ド・ラ・ラメー マリー・ルイーズ フランダースの犬 33954
718 21 ドストエフスキー フィヨードル カラマゾフの兄弟 01 上1 127366
718 22 ドストエフスキー フィヨードル カラマゾフの兄弟 01 上2 103870
718 23 ドストエフスキー フィヨードル カラマゾフの兄弟 01 上3 77247
718 24 ドストエフスキー フィヨードル カラマゾフの兄弟 01 上4 106796
718 25 ドストエフスキー フィヨードル キリストのヨルカに召された少年 5936
718 26 ドストエフスキー フィヨードル 百姓マレイ 6301
718 27 トルストイ レオ イワンの馬鹿 28351

 

名作速読朗読文庫vol.719世界全集5読上機能付きProfessional版

世界の文豪の文学全集です  文豪名ハ行  ニューコム シモン    バーネット フランシス・ホジソン・エリザ  ハイド ダグラス    ハイヤーム オマル    ビアス アンブローズ    プーシキン・セルゲーヴィチ   ブウテ フレデリック    プラーテン アウグスト    ブラウニング ロバート    フランス アナトール    フリーマン リチャード オースティン

本文内容見本

2   小公女   A LITTLE PRINCESS

フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett  菊池寛訳              一 印度《いんど》からロンドンへ         ある陰気な冬の日のことでした。ロンドンの市中は、非常な霧のために、街筋《まちすじ》には街燈が点り、商店の飾窓《かざりまど》は瓦斯《ガス》の光に輝いて、まるで夜が来たかと思われるようでした。その中を、風変りなどこか変った様子の少女が、父親と一緒に辻馬車に乗って、さして急ぐともなく、揺られて行きました。父の腕に抱かれた少女は、脚を縮めて坐り、窓越しに往来の人々を眺めていました。 セエラ・クルウはまだやっと七歳なのに、十二にしてもませすぎた眼付をしていました。彼女は年中大人の世界のことを空想してばかりいましたので、自然顔付もませてきたのでしょう。彼女自身も、もう永い永い生涯を生きて来たような気持でいました。 セエラは今、父のクルウ大尉と一緒に、ボムベイからロンドンに着いたばかりのところなのです。あの暑い印度のこと、大きな船のこと、甲板《かんぱん》のこと、船の上で知り合いになった小母《おば》さん達のことなど思い起しますと、今この霧の町を妙な馬車で通っていることさえ、不思議に思われてなりませんでした。

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名作速読朗読文庫vol.719世界全集5読上機能付きProfessional版

名作VOL 件数 著者名        タイトル 文字数 文字量
719 1 ニューコム シモン 暗黒星 20049
719 2 バーネット フランシス 小公女1 67763
719 3 バーネット フランシス 小公女2 52411
719 4 ハイド ダグラス 二つの短い話 4679
719 5 ハイヤーム オマル ルバイヤート 16724
719 6 ビアス アンブローズ 世界怪談名作集 04 妖物 9246
719 7 ビアス アンブローズ マカーガー峡谷の秘密 6873
719 8 プーシキン アレクサンドル 世界怪談名作集 03 スペードの女王小説 28447
719 9 ブウテ フレデリック 橋の下 3955
719 10 プラーテン アウグスト ITALIA 111
719 11 プラーテン アウグスト LEONARDO DA VINCI 129
719 12 ブラウニング ロバート 魔法の笛 3422
719 13 フランス アナトール 世界怪談名作集 11 聖餐祭 5514
719 14 フランス アナトール 母の話1 7569
719 17 フリーマン リチャード オースティン 歌う白骨 29237
719 18 フリーマン リチャード オースティン オスカー・ブロズキー事件小説 38492
719 19 フリーマン リチャード オースティン 予謀殺人 35891

 

名作速読朗読文庫vol.720世界全集6読上機能付きProfessional版

世界の文豪の文学全集です  文豪名マ行  マクドナルド ジョージ    マルサス トマス・ロバート   マロ エクトール・アンリ   モーゼス ウィリアム・ステイントン   モルナール フェレンツ

本文内容見本

3   人口論  AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION

第一篇 世界の未開国及び過去の時代における人口に対する妨げについて

トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus   吉田秀夫訳

第一章 問題の要旨――人口及び食物の増加率        社会の改善に関する研究において、当然現れ来たるこの問題の研究方法は次の如くである、―― 一、幸福に向っての人類の進歩を在来阻害し来った諸原因を探究すること、及び、 二、将来におけるかかる原因の全的または部分的除去の蓋然性を検討すること。 この問題に十分に立入り、そして人類の改善に在来影響を及ぼした一切の原因を列挙することは、一個人の力では到底出来ないことである。本著の主たる目的は、人類の性質そのものと密接に結びついている一大原因の及ぼす影響を検討するにあるが、これは、社会始って以来不断にかつ有力に働いて来ているにもかかわらず、本問題を取扱った諸論者によってはほとんど注意を払われていないものである。この原因の存在することを証明する事実はなるほどしばしば述べられ認められているが、その自然的必然的結果はほとんど全く看過されている。しかしおそらくかかる結果の中には、あらゆる時代の有智の慈善家が絶えずその是正を目的としたところの、かの罪悪と窮乏、及び自然の恵みの不平等な分配の、非常に多くの部分を、数えることが出来よう。

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名作速読朗読文庫vol.720世界全集6読上機能付きProfessional版

名作VOL 件数 著者名        タイトル 文字数 文字量
720 1 マクドナルド ジョージ 世界怪談名作集 16 鏡中の美女 20481
720 2 マルサス トマス・ロバート 人口論 00 訳序/凡例/解説/序言/前書 40266
720 3 マルサス トマス・ロバート 人口論 01 第一篇 世界の未開国及び過去1 80374
720 4 マルサス トマス・ロバート 人口論 01 第一篇 世界の未開国及び過去2 82931
720 5 マルサス トマス・ロバート 人口論 02 第二篇 近代ヨオロッパ諸国1 82578
720 6 マルサス トマス・ロバート 人口論 02 第二篇 近代ヨオロッパ諸国2 111047
720 7 マルサス トマス・ロバート 人口論 03 第三篇 人口原理より生ずる害悪1 83321
720 8 マルサス トマス・ロバート 人口論 03 第三篇 人口原理より生ずる害悪2 72395
720 9 マルサス トマス・ロバート 人口論 03 第三篇 人口原理より生ずる害悪3 95923
720 10 マロ エクトール・アンリ 家なき子 01 (上)1 79682
720 11 マロ エクトール・アンリ 家なき子 01 (上)2 79280
720 12 マロ エクトール・アンリ 家なき子 02 (下) 862185
720 13 モーゼス ウィリアム・ステイントン 霊訓 48245
720 14 モルナール フェレンツ 破落戸の昇天 7048
720 15 モルナール フェレンツ 最終の午後 4282
720 16 モルナール フェレンツ 辻馬車 5642

 

名作速読朗読文庫vol.721世界全集7読上機能付きProfessional版

世界の文豪の文学全集です  文豪名ラ行  ランド ハンス    リカード デイヴィッド    リットン エドワード・ブルワー   リルケ ライネル・マリア   ルヴェル モーリス    ルナール ジュール    ルブラン モーリス

本文内容見本

19   純粋経済学要論    上巻

レオン・ワルラス Leon Walras  手塚壽郎訳

「純粋経済学要論」のこの第四版は最終版である(一)。一八七四年の六月、初版の巻頭に、私は今ここに転載しようとする次の文を書いた。「一八七〇年、ヴォー州(Vaud)の参事院はローザンヌ大学の法学部に経済学の一講座の開設を計画し、かつその開設の準備として教授候補者を募った。私が今日あるのはこの見識ある発案の賜《たまもの》である。ことに、教育宗教局長で同時にスイス国聯邦参事院の一員であるルイ・リュショネー氏(Louis Ruchonnet)に負うところが大である。氏は、私にこの講座の教授候補者となることをすすめ、また私がこの講座を占めてからは、絶えず私を激励して、経済学及び社会経済学の基礎的概論の公刊を始めることを得せしめた。この概論は独創的方法によって仕上げられた新しいプランに基《もとづ》いて組み立てられ、その結論もまた――あえていっておかねばならぬが――ある点において現在の経済学の結論と同一ではない。

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名作速読朗読文庫vol.721世界全集7読上機能付きProfessional版

名作VOL 件数 著者名        タイトル 文字数 文字量
721 1 ランド ハンス         冬の王 7380
721 2 リカード デイヴィッド 経済学及び課税の諸原理1 74804
721 3 リカード デイヴィッド 経済学及び課税の諸原理2 132136
721 4 リカード デイヴィッド 経済学及び課税の諸原理3 114708
721 5 リットン エドワード 世界怪談名作集 02 貸家 26076
721 6 リルケ ライネル・マリア 家常茶飯 附・現代思想 38647
721 7 リルケ ライネル・マリア 5161
721 8 ルヴェル モーリス 或る精神異常者 4092
721 9 ルヴェル モーリス 麻酔剤 4892
721 10 ルナール ジュール にんじん1 62530
721 11 ルナール ジュール にんじん2 47268
721 12 ルナール ジュール 博物誌 42611
721 13 ルブラン モーリス 奇巌城 アルセーヌ・ルパン 57968
721 14 ルブラン モーリス 水晶の栓 64383
721 15 ルブラン モーリス 探偵小説アルセーヌ・ルパン 16467
721 16 レスコーフ ニコライ かもじの美術家 25538
721 17 レスコーフ ニコライ 真珠の首飾り 19203
721 18 レスコーフ ニコライ ムツェンスク郡のマクベス夫人 59334
721 19 ワルラス マリー・エスプリ・レオン 純粋経済学要論 01 上巻1 100584
721 20 ワルラス マリー・エスプリ・レオン 純粋経済学要論 01 上巻2 97829