赤と黒 /スタンダール<あらすじ 要約>

赤と黒 /スタンダール<あらすじ 要約>

田舎町ベリエールの製材小屋の息子ジュリアンは、父と兄に虐待されて育ちましたが、類まれな知性の持ち主で、不屈の意志で出世の道を切り開いていきました。

はじめ、町の金持ちレーナル家の家庭教師となり、信心深く貞淑なレーナル夫人と熱烈な恋に落ちてしまいます。その噂が町じゅうに広まったため、レーナル家を出たジュリアンは、神学校に入学しました。やがて校長に、パリの大貴族ラ・モール侯爵の秘書に推薦されました。

そこで ジュリアンは、高慢ちきな令嬢マチルドに見初められましたが、じらされ、何とか彼女を納得させて結婚までこぎついたのでした。 そこへ、彼を中傷するレナール夫人の手紙がとどいて、すべてをぶち壊されてしまいます。

ジュリアンはベリエールに舞い戻り、教会で礼拝中のレナール夫人をピストルで撃ってしまいます。しかし、投獄されてから、夫人の自分に対する愛情を知り、自分も実は夫人だけしか愛していなかったことを悟るのでした。