学生のための読書感想文の書き方

 

学生のための読書感想文の書き方(小学、中学、高校)

「読書感想文をどう書いたらいいのか分からない…」
そんな疑問にお答えします

読書感想文の種類はなんでしょうか?

1. 読書感想文の種類を確認します(課題図書ですか、自由でよいですか)
2. その後、 読む本を決めます

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1. 「課題図書あり」の場合

「環境保護について書け」や「郷土の歴史に関する本を読んで感想文を書け」など、ジャンルやテーマが決まっているかもしれません。

書く字数は、どれぐらいですか?  「原稿用紙〇枚」というふうに決まっていますか?  それとも、自由ですか?

学校や学年によってそれぞれ違いますから、しっかり確かめましょう。

2. 読む本を決めましょう!

課題図書が決まっているのなら、その本を早く、読んでしまいましょう。

「環境保護」など、ジャンルやテーマが決まっているなら、図書館で、その分野の本が並んでいる本棚を探しましょう。

2.「課題自由」の場合

「自分の好きなこと」の本を選びましょう!

スポーツが好きな人なら、アナタの好きなスポーツに関する本を選べば、興味を持って読めます。

たとえばアナタが野球 好きなら、インターネットで「野球 本」というキーワードで検索してみましょう。

すると、野球に関する本が、たくさん紹介されています

キーワードに、アナタの好きな選手名も入れてみると、その選手自身が書いた本も見つかるかもしれません。

音楽好き、鉄道好きなどなど、それぞれ興味のある分野があるでしょうから、ぜひアナタの好きなことに関する本を選びましょう。

字数は、どれぐらいですか?  「原稿用紙〇枚」というふうに決まっていますか?  それとも、自由ですか?

学校や学年によってそれぞれ違いますから、しっかり確かめましょう。

本の読み方・読書感想文の書き方のポイント

ポイント

1. 心地がいい読書環境 をつくりましょう

2. メモ用紙 などを使いこなしながら読みましょう

3. 読書感想文を書いて、一生役立つ力をつけましょう

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1. 心地がいい読書環境 をつくりましょう

具体的には

朝の涼しい時間に読むのが好き、 夜、寝る前に、布団の中で読むのが好き

静かな所で、作品を一気に初めから終わりまで読むのが好き など さまざまです

自分で気に入った環境で読書を楽しみましょう

2. メモ用紙の使い方は 次のようなものがあります。

いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように

の「5W、1H」の 6項目を書くことです。

そして、共感したところ、そうでなかったところ 賛成できたところを

本をよみながら、はさみこみ メモってください

登場人物の名前や出てきた地名、なども、メモ紙にどんどん書き留めておくと良いです

「メモをとりながら読んでいく」というのは、とても賢い読書のやり方です。

長編小説や、複雑なトリックの推理小説などを読む時に「登場人物が多すぎて、

読んでるうちに、誰か わからなくなった」というケースがありますが、

本をよみながら、はさみこみ メモることで それがなくなります

本を読み終えて、その本にメモ用紙がたくさん付き、書き込みでいっぱいになっているはずです

もうここで アナタの読書感想文は半分以上、完成しているはずです。

メモ用紙に書き込んだ内容を文にして、原稿用紙にどんどん書いていけば、立派な読書感想文が完成します。

「最初の書き出しをどう書けば良いか、わからない」という方も多いと思います

その時、「なぜ、その本を読もうと思ったか」という、いきさつから書き始めると良いです。

たとえば、異常気象の感想文を書く理由は、今年の夏は ものすごく暑かったからが理由の一つです。

世界中で 高温が長くつづき、北極でも30度をこえる気温がつづき氷がとけているのをテレビで見たからです

それで この本を読みたくなった というふうに書き始めて、メモ紙に書き込んだ「5W、1H」の内容を、どんどん書いていきましょう。

そして、その本の中の、どんなところに共感したのかを書いていきましょう。

また、「違和感をおぼえたところ」も、書いても大丈夫です。

「私は、この物語の〇〇の行動に、賛成できません。私がこの主人公の立場だったら、こういうふうにしたいです。」

というように批判的なコメントを書くのも、立派な感想文です。

ぜひ、アナタの意見を書きましょう。

そして、これで 読書感想文の完成です

読書感想文を書くことは、情報を整理し、自分の意見をまとめて、文章化して表現する力を身につける、とても良いトレーニングです。

この力は、将来 大人になっても 活きる、一生役立つ力となります。

ぜひステキな本と出会って、その本を多くの人に紹介してあげてください

読者には「中学三年間、毎年、同じ本について感想文を書いた」という人もいます。

同じ本でも、むかし 読んだ時の感想と、今の感想とでは必ず違います。それはそのまま、アナタの人間成長の足跡です。

長編本を読むのが苦手な方へは

そのときは 「短編集」を選びましょう。

芥川龍之介の作品や、夏目漱石の『夢十夜』などの短編集が好評です。

名作を書いた多くの作家にふれるチャンスです ぜひ 素敵な時間を過ごしてください

 

読書感想文の書き方(小学初級)1,2年

読書感想文の書き方(小学中級)3,4年


読書感想文の見本1(小学初級)1,2年

読書感想文の見本1(小学中級)3,4年


読書感想文の見本1(小学5、6年)

読書感想文の見本2(小学5、6年)

読書感想文の見本3(小学5、6年)


読書感想文の見本1(中学、高校

読書感想文の見本2(中学、高校)

読書感想文の見本3(中学、高校)