若松賤子(わかまつ・しずこ)/黄金機会,おもひで<あらすじ 要約>

若松賤子(わかまつ・しずこ)/黄金機会,おもひで<あらすじ 要約>

  あらすじ

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若松賤子(わかまつ・しずこ)
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黄金機会
若松 賤子 の 短編集です。十一歳の誕生日に、祖父から一円金貨を、父から二十銭銀貨と一銭銅貨を貰った・・・・・

母から“黄金機会”(お金を善い事に使う絶好の機会)について教わった私でしたが、一円金貨で風琴のおもちゃを買ってしまい、ひどく後悔することになります。残りのお金で何かよいことをしたいと考える私でした。
とうとう銅貨一つになってしまった私に“黄金機会”は訪れるでしょうか  金額の大小より真心が大切です。いい作品です
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おもひで
若松 賤子 の短編集です。納戸の長持ち から古い洋服を発見した私の娘でした。その洋服が質素で控えめな私のものだと知って驚きます。「いつか好折(いいおり)におまえたちに見せて、ひとむかし前の話しをして笑わせもしたり、戒めにもして上度(あげたい)と心掛て居たのだよ」。まだ娘が小さかった時分に、旧友の孝代と再会した私は、西洋風の上流生活を送る彼女にすっかり感化され、安っぽい自分の家や、書生風が抜けない夫に不満を・・・・・

背伸びをせず、身の丈に合った生活が一番だという教訓をユーモラスに描いた作品です。
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