読書での論理的思考力のつくりかた
論理思考を鍛える方法
「論理的思考力を身につける方法は?」
「ロジカルシンキングは?」
現代人は知らぬ間に論理的思考力が低下しています
その原因は、考えなくても膨大な情報が手に入る世の中になったからです。
また、思考力を使う必要ないスマホなどは 論理的思考力を低下させています。
その結果、思考をする必要性がドンドン減少しています。
自分の意見を発表しろと言われても論理的に発表できず、考えて行動しないといけないの時も、論理的に考えることができずに失敗をします
論理的思考力は 社会人にとって 意識的に鍛えたほうが良いのです。
今回は、論理的思考力を鍛える方法をご紹介します。
1. 本を読めば論理思考を鍛えることが可能
思考力を鍛えるのに一番良いのは、書籍を読むことです。つまり、本に触れれば触れるほど、思考力を鍛えることができます。
本を読むとは、著者の論理的な意見に触れれます。著者の意見に触れる結果、自然と論理的思考力が身につくのです。
2. スマホでは論理的思考力を鍛えられない
「スマホにもいっぱいサイトがあるし、ニュースもあるから、論理的思考力が鍛えられない?」
今の世の中、情報を取得するのに使われるスマホですが、いくらスマホの文章を読んでも論理的思考力を身につけることは難しいのです
スマホにあるサイトや記事は、読者が読みやすいように結果しか書いていません。その結果、因果関係を追うということができないので、論理的思考力は身につきません。
論理にはまず「なぜ」があって、次に「こうだから」と理由があって、「そうなる」という結果があります。
結果に対する原因の時間的な先行性がある以上、すべての論理は時間を持っています。その塊が本であって、ウェブや記事のような情報は時間的な奥行きがありません
ネット時代に、なぜ「読書」が大事なのでしょう?
読書をすると抽象化と具体化の思考も高められます
読書をして「このアイデアいいな!」と思った時に、自分の生活に活かそうと考えれます。
この過程で、人間の思考力において最も重要な抽象化と具体化というプロセスを行えるのが読書の強みです。
抽象化と具体化はちょっと難しい概念ですが、とても重要です!
本の中に書いてある具体例を基にして、一般的な概念にすることがあります。
この「具体例を一般的な概念にすること」を抽象化と言います。
この抽象化と具体化という思考法は行えば行うほど早くなります。
そして、抽象化した一般的な概念を自分のことに置き換えて、活かそうとします。
この「抽象書いた一般的な概念を自分のことに置き換えること」が具体化です。
抽象化と具体化のプロセスが早くなれば、ものごとに対する理解力が高まりますので、周囲からの評価もあがりますし、知識の習得なども全てが早くなります。
そして、抽象的な概念を抜き出すことで、相手に近い具体例を使って説明することができるので、より説得力のある話もできるようになります。
結論 「読書をするとすごい人になる」
論理的思考力を鍛えるには考え方の基礎が重要です
「考え方の基礎は?」
考え方の基礎とは、「思考のフレームワーク」のことです。
論理的思考力は、思考のフレームワークを使っていることが多く、思考のフレームワークを覚えてしまえば、論理的思考力はかなりの速さで鍛える事が可能です。
また、思考停止状態の原因の1つとしてフレームワークを知らないことも原因になります。思考のフレームワークを知らない方は、もしかしたら思考停止状態になっているかもしれません
思考停止を解消する方法とは?
論理的思考力を鍛えるには仮説を立てましょう
読書をする・思考のフレームワークを知るのと同じくらい大切なのが「仮説を立てる」という行動です。
読書やスマホなどで、いろいろな情報を見た時に、様々な仮説を立ててみましょう。
仮説を立てるには下記の二つの問いかけをすることにより、仮説を考えるきっかけとなります。
原因・背景を考える問いかけは「何故?」
ニュースや事例、いつも日常にある些細な出来事のようなことが何故起こったのか、その背景は何だろうか?
ということを考えるきっかけになる問いかけは「なぜ?」という問いかけです。
「なぜ?」を問いかけている例文
- なぜ、このようなことが起こったのだろうか?
- なぜ、事故になってしまったのだろうか?
- なぜ、異常気象が多発するのだろうか?
このように、些細なことでも何でも、「なぜ?」と問いかけることによって、原因や背景を考える思考のプロセスが始まります。
なぜを問い続けることを繰り返せば、論理的思考力を鍛えることにつながります。
「そうなると、どうなる?」
先ほどいったように、なぜを問いかけた後に、さらに論理的思考力を鍛えたい場合は、「そのできごとから引き起こされる影響は何か?」と問いかけるとよいでしょう。
また、自分が考えた原因や背景を考える時に、論理が飛んでいないか、つながりが正しいかを検証するための問いかけは、「そうなると、どうなる?」という問いかけなのです。
「そうなると、どうなる?」と問いかける例
- ニュースのようなことが起こると、どうなるか?
- 事故になると、どうなるか?
- 異常気象が多発すると、どうなるか?
「そうなると、どうなる?」という問いかけをすることによって、影響を考えるきっかけになります。
また原因を考える時には「何故?」と考えます。
原因が改善したら、問題が改善するかを検証する時には「そうなると?」と考えていきましょう。
間違っていなければ、論理的に正しいと言えます。
このように、原因を考える時には「何故?」と問いかけ、自分の考えが正しいか否かは「そうなると?」と問いかけることによって、正しいか否かを判断することができます。
論理思考をさらに鍛えるには「仮説を検証して間違いを訂正しましょう」
実際に、仮説を立てたら、その仮説が正しいか否かの検証をしましょう。
検証は簡単にできます。
検証の仕方の例
- ネットで調べる
-
本を読む
仮説の検証をして正しければ、自分の論理が正しかったということになります。
間違っていれば、なぜ間違えたのだろう?と修正することができます。
検証することにより自分の論理的思考力の振り返りができる為、論理的思考力が身につくきっかけになります。
また、相手に伝わる話し方をするには相手がどういう人のなのかをイメージする必要があります。
仮説力
仮説力とは、イメージする力です。相手に伝わる話し方をするには、相手がどの点に問題意識を持っているのかを考え、自らの頭の中で考えることが必要になります。
「何故?」「そうなると?」と考える癖を身につける
いろいろな事例やニュース、些細な出来事でもなんでもそうですが、「何故?」「そうなると?」といった問いかけをする癖を身につけましょう。
何にでもです。そうすれば、思考力を鍛える癖ができたと言っても過言ではないのです。
アウトプットすると論理思考は鍛えられる
仮説をするだけではなく、アウトプットすることでも論理的思考力を身につけることができます。
アウトプットは、ブログに書くこと、友達に伝えること、紙に書くことなんでも良いです。
アウトプットすると、自分の頭の中を言葉にするので、思考が明確になります。
分かっていると思っても、意外にアウトプットしてみると論理的に破綻していることが多いのです。
また、言葉にできないことは、自分では曖昧なことです。自分の中で曖昧な言葉にできない部分を、重点的に深く考えることが論理的思考力を鍛えることにもつながります。
「言葉にできる」は武器になります。
言葉にするには準備が大切なのです
論理的思考力を鍛えよう
論理的思考力を身につけることができれば、理解力も早くなり、自分の思考を相手に伝えやすくなるので、説得力も上がります。
今の世の中において間違いなく必要なのは論理的に考える力です。
今の世の中、インターネット上にはたくさんの意見があり、自分で考えることを放棄して受け売りだけで生活することも可能です。しかし、自分で物事を考える力がなければ、主体的に行動することはできません。
これからは個人が活躍していかなければ立ち行かなくなってしまいます。自分の行動の責任は自分にあります。つまり、人の意見に左右されるのではなく、自分の意見で行動を決めなければいけません。
そのためにも、自分の頭で考えて行動する力を身につけておいたほうがいいのです。
自分の頭で考えて行動するには論理的思考力が必要です。