マッチ売りの少女/アンデルセン <あらすじ 要約>
おなかをすかした一人のマッチ売りの少女が、寒い大晦日の町角を、頭に 何もかぶらず 裸足で歩いていました。
マッチは一つも売れず、家へ帰ることもできない少女は、冷たくなった指をあたためるために、すわり込んで一本のマッチをすりました。
マッチの炎はあかあかと燃え、そのなかにさまざまな幻が見えてくるのでした。
はじめのマッチでは 大きなストーブが、ついでご馳走がいっぱい並んだテーブル、それからクリスマスツリーが現れ、クリスマスの明かりは空高く昇って星となりました。
その光のなかに一人のおばあさんが出てきました 少女はあの幸せの場所に連れていってほしいとお願いします。
おばあさんが消えないようにと、残りのマッチを全部すってしまうと、あたり一面が ぱっと明るくなり、少女は おばあさんに抱かれて空に舞い上がっていきました。
翌朝、少女は ほほえみをうかべながら死んでいました。
しかし、この少女がどんな美しいものを見、どんなに祝福され、おばあさんといっしょに新年をむかえたかを知る人はいませんでした。
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