世間胸算用 /井原西鶴<あらすじ 要約>

世間胸算用 /井原西鶴

舞台は京・大阪・江戸などの当時の 主要な経済都市です。

副題に「大晦日(おおみそか)は一日千金」とある通り、全20章すべてが大晦日の設定になっています。

大晦日は江戸時代で最大の収支決算日で、売り手も買い手もこの一日を乗り切るために狂奔する日でした。

代金を取り立てようとする側と、何とかこの日を逃れようとする側の、あの手この手の秘策や悪戦苦闘ぶりをおもしろ、おかしく描いたものです。